2017年1月―新しい年がスタートして1ヶ月、
皆さま、どんな年始を迎えられましたでしょうか？

今年の十二支は「酉」。
「酉」は、物が熟す様を
表す文字と言われているそうです。

確かに、酒・醤油・発酵・芳醇など
熟成に関係する言葉には
「酉」が入っていますね。

つまり、様々なことが「熟す」一年になる
…ということでしょうか。

皆さんにとって
これまでやってきたことの
成果があらわれる、
実りの多い一年となること、
心から願っております。

一方で、過去の「酉」年を振り返ると、
1909年初代総理大臣伊藤博文の暗殺、
1945年終戦の年、
1969年全国で学生運動が多発、
1993年細川“連立”内閣の発足、
2005年小泉内閣の郵政民営化をめぐった解散…
などが起きており、
「酉」年は政変が多い年とも言われているそうです。

今年も確かに1月20日のトランプ氏の
アメリカ大統領就任以降、
TPP離脱や日本バッシングなど
政策運営に大きな影響を
与えそうなメッセージが矢継ぎ早に出されました。

その他にも、長引く原発問題や築地市場移転問題、
東芝の迷走など過去のトップの責任問題が
クローズアップされています。

大きな変容の渦が
すぐそこまで迫っているという感じでしょうか。

変容の渦に巻き込まれることなく、
自身のありたい未来にフォーカスして
“羽ばたく”一年としていきましょう！

さて、2017年1月のキーワードは、ありたい人生を送るために問いかけたい言葉、
『在るがまま（あるがまま）』
をお送りします。　　
                                                                                         
『 「在るがまま」―自然体であること、
自分のありのままを受け入れた状態。

武道の世界で最も強い状態とは、「自然体」であるという。

気負わず、力まず、自分の体に備わる自然の仕組みや
働きの邪魔をしない状態。

これは私たちの仕事や生活の中にも
通ずる“真理”ではないだろうか。

競争と情報過密社会に
身を置く私たち。

知らず知らずのうちに
相対的なモノの見方に支配され、
自分の“内”よりも“外”に対してばかり
意識が向いてしまってはいないだろうか。

「○○に負けるわけにはいかない」
「私には○○が足りていない」
「私は○○というダメな人間だ」
「○○さんが羨ましい、妬ましい」―。

「在るがまま」の自分を見つめることなく、
“外”基準に振り回されて
「偽りの自分」を演じてはいけない。

「在るがまま」のあなたは、
既に強く素晴らしい存在なのだから。　　
それに気づき、受け入れた先に、
穏やかで幸せな人生が待っているだろう』

皆さんは「在るがまま」の自分を受け入れ、
自然体で過ごせていますでしょうか？

世間体、周囲からの期待、
装飾された成功例にばかり意識が向いて、
力んで頑張りすぎてしまい、
ストレスフルな毎日を過ごしている…なんてことはないでしょうか。

『あるがままの自分を認め、
受け入れ、愛することができてはじめて、
人生の何もかもがうまく行き始める。』
― ルイーズ・L・ヘイ（アメリカ・世界的ヒーラー、作家）

『人間は誰でも体の中に
百人の名医を持っている。
人間がありのままの自然体で、　　
自然の中で生活をすれば
120歳まで生きられる。

病気は人間が自らの力をもって　
自然に治すものであり、
医者はこれを手助けするにすぎない。』
― ヒポクラテス（古代ギリシャ・医学者、医学の父・疫学の祖と呼ばれる）

「在るがまま」―
今、あなたは気負わず、力まず、
リラックスした状態で
物事に取り組むことができているだろうか。

無理して頑張っている
“仮面をかぶった”状態でいることが
多くないだろうか。

個々人の持つ素晴らしい個性や
能力が自然に、素直に表現されている状態。

つくられた偽りのコミュニケーションではなく、
温かでリラックスした関係性を育める状態。

それは、あなたにとっても、周囲にとっても
素晴らしい結果と幸福感をもたらすだろう。
あなたに必ず内在する素敵な魅力を、
まずはあなた自身が受け入れてあげよう。

そして、少しずつでもそれを表現してみよう。
きっとポジティブな変化を感じるはずだ。