2014年も残すところあと数日。今年も本当に色々な変化のあった一年でした。
皆さんはどんなニュースが記憶に残っていますか?
どんな変化があなたに訪れたでしょうか。
私がこの一年で印象に残っているニュースは…
- プロテニス 錦織圭選手のATPワールドツアーファイナル出場&世界ランキング5位
- 東日本大震災から3年―復興は途上も三陸鉄道全線開通
- 富岡製紙工場の世界遺産登録―観光立国 日本へ、また一歩前進
- STAP細胞の発表と疑惑騒動、そして撤回へ
- 「LED開発」ノーベル物理学賞 赤崎、天野、中村の3氏受賞
- 名優の訃報―ロビン・ウイリアムズ、高倉健、菅原文太(敬称略)
- 日本を襲った天災(2月の大雪、巨大台風の襲来、
御嶽山の噴火、広島の土砂災害など)
といった内容がすぐに浮かんでくるものです。
改めて、あっという間の一年だったと感じます。
そして、私にとっては、今年も様々な課題にぶつかったけれど、
多くの人たちとの出逢いに支えられ、
新たな進化に向けて足がかりとなる充実した年になりました。
こんな年末年始を迎えられることに深く感謝すると共に、
より大きく飛躍していこうという決意を新たにする2014年年末です。
さて、そんな今年最後のキーワードは、
成果を獲得し続けるために意識したい言葉、
『得手に帆を上げる(えてにほをあげる)』
をお送りしたいと思います。
『出典は「江戸いろはかるた」より。
追い風に帆を揚げるように、得意とすることを発揮できるチャンスに気づき、
それを逃がさずに利用して進むことを意味する。
「得手」とは、最も得意とすること。
「帆を揚げる」には、追い風を逃さずつかむ重要性も示唆している。
成果を出すために重要なことは、
自分の強み・得意な領域で勝負すること。
そして、チャンスを逃さず、好機を逃さず仕掛けること。
その両方が必要。
事を成す、成果を出すために重要なこの2つの要諦を、
私たちは普段の意思決定で活かせているだろうか。
今年一年の締めくくりにあたり、自らに問いかけたい』
自分の強みを自覚し、磨き、
それが活きるタイミングを逃さずに事を始める―
その重要性はよく分かっているものの、
「言うは易く、行うは難し」なことです。
どんなに懸命に努力をしていたとしても、
向かっている方向が違っていると成果が出ない。
強みを活かすのではなく、
弱みをカバーするアプローチが中心では大きな成果は期待できない。
強みを活かせて、向かっている方向が合っていたとしても、
始めるタイミングを逸すれば、
これもまた期待する結果を生み出すことができない―。
2万人を超える人たちと接してきて、
自分の望む成果を手に入れている人は、
「自分の強みに集中」「強みが活きるチャンスを掴んで活かす」
の2つは共通する行動だと感じます。
私の経験でも、「弱み(奇抜なアイデアの発信、緻密な数値分析、
徹底した部下のタスクレビューなど)」の改善に注力して頑張っていた時期は、
メンタル的にも辛いし、期待成果を出せないでいました。
また、「強み(インストラクション、勇気づけ、教育コンテンツ開発など・・・)」に
集中してからも直ぐには出ず、ある時期を境に大きく成果が出始めたと感じています。
「強みの自覚」「強みを磨く」「適切なタイミング・機会を掴む」
―常に意識していきたいですね。
『成果をあげるための秘訣を一つだけあげるならば、
それは集中である。
成果をあげる人は最も重要なことから始め、
しかも一度に一つのことしかしない。
自らの強みを生かそうとすれば、
その強みを重要な機会に集中することが必要だ。
事実、それ以外に成果をあげる方法はない。』
― P.F.ドラッカー(オーストリア 経営学者・コンサルタント)
『チャンスや出会いというのは、
下手な計算をせず、自然に受け止めていると、
どんどん広がっていく気がします。』
―真島 茂樹(日本 ダンサー・振付師)
「得手に帆を上げる」―
今、あなたは「自分らしさ」を発揮できている状態にあるだろうか。
自分の「強み」を活かせている実感はあるだろうか。
そして、望む成果を獲得できているだろうか。
もしそうでないなら、自分の「らしさや強み」を活かせているかを確かめてみよう。
「強み」が一番発揮できるタイミングや機会がどこにあるのか、
いつなのか、想いを巡らせてみよう。
成果が生まれる勢いのある状態、
それはあなたの考動が周囲から大きな支持を得られていること。
あなたの頑張りを望む結果につなげるために、
「得手に帆を上げる」を心にとめて行動していこう。
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