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アクティブプラス株式会社
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今月の言葉
柔弱
 
 

2017年2月―寒暖の差が激しい月でしたが、
皆さま健やかにお過ごしでしょうか。

年明けから早2ヶ月が経過しますが、
この期間、私は「つなぎ役」になることが
多かったように感じます。

「新規事業を立ち上げたいのだが、
一緒にやれるメンバーを探してる」

「転職をほぼ決めているが、
いい機会なのでライフプランやマネープランも
総合的に考えたい」

「部下育成を目的に本格的にコーチングを学びたい。
誰か紹介して欲しい」

「家族が○○という病気にかかっており、
腕のいい専門医を探している」などなど。

職業柄、質問をいただくことは少なくないのですが、
この2ヶ月は数も多く、内容も多様だったので、
友人や知り合いを紹介させてもらう機会が多かったのです。

こんな状況から、「つなぐ」「つないでもらう」という行為は、
自分と相手それぞれの思考や行動パターン、
関係性の深さが分かりやすく露呈するな…ということに
改めて気づきました。

問い合わせをしても
反応の早い人と遅い人、
できる限り力になろうとしてくれる人とそうでない人、
紹介後の進捗を伝えてくれる人とくれない人、
ありがとうのある人とない人。

自分はどうか?
―「これからもできる限り力になるよ!」と
言ってもらえるような立ち居振る舞いが
できているだろうか、

「恩を仇で返す」ようなことを
気づかないうちにしていないだろうか。

「つなぎ役」になった時、
自分に対してされた対応がもしかしたら
自分が逆の立場の時にしている対応かもしれない…。

そんなことを感じつつ襟を正した‘残寒の月’でした。

さて、2017年2月のキーワードは、
本当の強さを身につけるために深めたい言葉、
『柔弱(じゅうじゃく)
をお送りします。  
                                                                                         
『 「柔弱」―老子の説いた
“柔弱は剛強に勝る”という思想より。

堅く、強く、容赦なく突き進む“剛強”の状態より、
力は弱くとも柔和でしなやか、
温かく包み込む“柔弱”の方が真に強く、
最後には勝利するという考え方。

大きくなりすぎた組織、
強大な権力を手中に収めた人は、
その‘強さ’故に敵をつくり、
激しい戦いを強いられ続ける。

過去の成功体験やルールが
いつの間にか足かせとなり、
機動力と変化への対応力が失われ、
いつかは敗れる時がくる。

それよりも自身(自組織)の弱さを
自覚して受け入れる。
周囲と良好な関係を築き、
あらゆることから学び、
変化し続けるしなやかな姿勢と言動こそ「真の強さ」なのだ。

自分の仕事や生活は
「柔らか、しなやか」であるか…一度見つめ直してみよう』

困難な状況に陥っても、
落ち着いて柔軟に対応できる人って素敵ですよね。

私もたくさんの上司や先輩に
面倒を見てもらってきましたが、

尊敬できて今でも良い付き合いが
継続している方は総じて
柔軟性に富む方ばかりです。

専門知識や経験が豊富で
大きな成果を出せる方であっても、
問題があった時に
周囲に罵声を浴びせながら対応する人や、
自分の考え方に固執して
強引に物事を推し進めてしまう人、
どうも苦手なのです
(このような方に会うこともここ数年は殆どなくなりましたが)。

自分はどうだろうか?というと、
厳しい状況に置かれた時、
慌てずに対応はできるようになったと思うのですが、
経験則のみに頼った対応や強引で独りよがりな
問題解決も未だに多く、

「柔軟でしなやかな対応」は
まだまだ合格レベルに達していないと感じます。

自分の中の「エゴ」や「恐怖心」が
そうさせてしまうのかもしれません。
日々自身を振り返り、少しずつでも近づいて参ります!

『樫の木と葦が自分たちの力について言い争っていた。
その時、強い風が吹いた。

葦は突風に体を曲げ、
身を任せることで倒れるのを防いだ。

しかし樫は踏ん張って立っていたために、
根こそぎにされてしまった。』

― イソップ物語の寓話より


『“しなやかマインドセット”は
敗北主義を防ぐのだ。
失敗を変化のプロセスの
自然な要素と位置付ける。

これは重要な意味を持つ。

つまずくことを失敗ではなく
学習ととらえてこそ、
人はがんばりぬくことができるからだ。』

― 書籍「スイッチ!」より(チップ・ハース、ダン・ハース著)

「柔弱」―
難しい問題に直面した際、
どのように対処することが多いだろうか。

自分の考えに「異」を唱える人が現れたとき、
どんな反応を示すことが多いだろうか。
力づくで、強引に、勢いで、
有無を言わさず、独断で…といった状況が
多くなっていないだろうか。

剛強な対応が必要な場面もあるだろう。
しかし、そればかりでは組織も人もいずれは壊れてしまう。

動物であれ植物であれ、
生には「柔軟さ」と「温かさ」、
死には「硬直」と「冷たさ」を伴うのだ。

大きな成果生み出す真の強さとは、
「柔弱」の中にこそあるのではないだろうか。
自分の心、頭、行動を、より「しなやか」な状態にしていこう。

 
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