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アクティブプラス株式会社
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今月の言葉
忠恕とおもてなし
 
 

2013年も残すところあと僅かとなりました。
この1年を振り返ると、
これまで以上に多くの変化と素敵な縁に恵まれた一年であったと感じます。

一見、同じように見える仕事も、いつも会っている人たちとの時間も、
これまでとは違った「深み」を感じることが多くなりました。

今までと同じことを懸命に実践するだけでなく、
少しずつでも新たなことへ挑戦し、新たな出会いを積極的に求めたことが、
私にいい意味での内面的変化をもたらしてくれているのだと勝手に解釈しています。
そして、そのような環境にあることに心から感謝しています。

何かが始まる、大きな変化の訪れを感じさせる2013年の年末―。
飛躍の2014年にむけて、
これまでの自分を振り返りつつ、ワクワクする未来を鮮明にイメージしたいと思います。


さて、2013年最後のキーワードは、
より良い人間関係を創るために意識したい言葉、
『忠恕とおもてなし (ちゅうじょとおもてなし)
をお送りしたいと思います。  

『 “忠恕”とは、「真心からのおもいやり」―「論語・夫子の道は忠恕のみ」より
“おもてなし”とは、「裏表ない心で見返りを求めない出迎え、応対」
“忠”とは自分の偽りない気持ちや心を尽くす「まごころ」のこと。
“恕”は自分の心を他者に推して「思いやる」こと。
忠恕の心をもって、相手をもてなすことができたなら、その人との関係は
かけがえのない素晴らしいものとなるはずだ。

素直に裏表のない心で相手を迎え、話をよく聴き、その心情を共に感じ、
優しくかつ真剣に応対する―。このような立ち居振る舞いは相手に感動を
与え、結果、相手のあなたに対する言動も大きく変わっていくはず。

私たち一人ひとりが、この「忠恕とおもてなし」をもっと意識して行動したい。
真の感動とは、モノやサービス、事象そのものにあるのではなく、その根底に
ある忠恕の心やおもてなしによって生み出されるのだから。
あなたは、大切な人に「忠恕とおもてなし」をできているだろうか。
自分の今の仕事で「忠恕とおもてなし」を実践できているだろうか』

「忠恕とおもてなし」―私の職業人生において、今尚、深く心に刻まれている言葉です。


新卒入社したシティホテルでの5年間は、
これを徹底的に体で覚える期間となりました。
しかしながら、意識して実践しようとすればするほど
真の「忠恕」とは、「おもてなし(ホスピタリティ)」とは何かが
余計に分からなくなり、その深さと難しさ痛感したものです。

当たり前ですが、マニュアルを超えた領域での活動なので、
正解は存在せず、常にお客様からの反応が全てです。
形だけの礼を尽くしても(表面だけ笑顔、立ち居振る舞いだけ美しいなど)
わざとらしく不自然な対応に、
相手の期待に応えようとすればするほど振り回されて空回り…という毎日。

正直辛く苦しいことも多かったのですが、
この経験は多様な「考え方や感じ方」に触れることができ、
真の「おもてなし」の難しさを学ばせていただく大変貴重な機会でした。

そして、本当の意味で「忠恕とおもてなし」を実践するには、
まず自分自身を大切にする、
自分の気持ちに向き合って受容することが必要ではないかと感じています。

自分を押し殺して無理して行う行為は、
どこか不自然で相手に見返りを求めてしまう「表面的サービス」となってしまうからです。

自分の想いを大切にするからこそ、相手の想いも大切にでき、
そして相手が気づかない部分まで気づき、
期待を大きく超えた応対が自然に実践できる・・・。

私自身もまだまだ出来ていませんが、一歩ずつ深め、近づいていこうと思います。
直接的に目に見える品質の差が殆どない時代。
表面的な「つながり」ならすぐに持ててしまう時代。
真のパートナー的関係を構築していくためには、
「忠恕とおもてなし」こそキーとなるはずだから。

 

『みせかけの微笑みを見せたり、心に仮面をかぶったりしない真心のこもった、
裸のままの親切には、人は決して抵抗できないものだ。』
―マルクス・アウレリウス(ローマ皇帝) 

「忠恕とおもてなし」―
古くから日本人の文化的な特徴といわれる心情、立ち居振る舞い。
自分の仕事を確認してみよう。大切な人との関係を見つめ直してみよう。
そこに真の「忠恕」があるか、「おもてなし」があるか。
今後、日本が誇りをもって世界に発信し、リードしていきたいキーワード。
まずは自分自身を大切にすることから。
そして、「忠恕」と「おもてなし」の実践を意識していこう。

 
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