2017年9月―日本企業の多くが半期末を迎えるタイミング。
バタバタとしてあっという間だった方も
多かったのではないでしょうか。
私にとってもこの時期は
一年で最も時の流れを早く感じます。
秋の研修シーズンのスタートと
会社の新たな一年の始まりが重なるからです。
皆さまの多大なるご支援のおかげを持ちまして、
アクティブプラス株式会社は
無事に8期目を迎えることができました。
この場を借りまして、心から感謝申し上げます。
本当にありがとうございます。
何かの縁でご一緒させていただいている
全ての皆さまと懸命に向き合い、
全力で取り組んではおりますが、
経験を積めば積むほど教育の「奥深さ」「難しさ」、
そして「際限のない広がり」をしみじみ感じる毎日です。
更に、現在は第四次産業革命の真っ只中。
これまでとは異なるパラダイム、知見、手法を
再学習することが必須の時代です。
この大きな変革の渦に飲み込まれそうな、
焦りと不安に駆られる時も正直ありますが、
そんな時こそリフレーミング。
視座を高め、モノの見方を変え、
軽やかな気持ちで
自己革新と再学習を着々と進めようと思います。
とうとう過去最大規模と推定される
水爆実験まで強行した北朝鮮、
そんな中で急遽決議された衆議院の解散総選挙など、
取り巻く環境は慌ただしさを増してはいますが、
それらに翻弄されることなく、
冷静に前向きなイメージを持って
「本当に大切なこと」に集中して参りましょう！
さて、2017年9月のキーワードは、
追い込まれた時や不安に直面した際に意識したい言葉、
『ユーモアをプラスする』
をお送りします。
『 「ユーモア(humour)」―「湿気」「体液」を意味する
ラテン語「フモール」に由来する中世の医学用語が語源。
人の心を和ませ、思わず微笑んでしまうようなおかしみ、
上品で笑いを誘うしゃれを意味する。
悩ましい問題や課題が山積し、
何から手をつけるべきか途方にくれる…
顧客からのクレーム、上司からの叱責でめちゃくちゃヘコむ…
新たな発想、アイデアが浮かばずに膠着状態、焦りと不安ばかりが募る…
誰もが経験するネガティブ状態。
真面目に気合を入れて、
全身全霊で状況の改善に取り組むのもいいけれど、
そんな時こそユーモアをプラスして軽やかに臨みたい。
緊張して硬くなった身体は思うように動かない。
張り詰めた雰囲気から良いアイデアは生まれにくい。
ユーモアは人の気持ちを和らげ、明るい雰囲気をもたらし、
自然なモチベーションを与えてくれる素晴らしいエネルギーなのだ』
皆さんはユーモアがある方ですか？
周囲にユーモアあふれる友人や同僚がいらっしゃいますか？
最近研修のファシリテーションをしていて
特に感じるのが「ユーモア」の大切さです。
私が担当する研修は、
基本的にグループワーク中心なのですが、
深い議論をし、質の高いアイデアやアウトプットを
生み出すグループは「笑い」「ユーモア」にあふれ、
ワイワイと取り組んでいることが多いのです。
悩ましい問題の原因分析をしている時などは
特に雰囲気が重く、
議論が停滞することが多いのですが、
「これって逆に○○と考えると面白くない？」
「こんな奴いないでしょ！って俺か(笑)」
「ありえないかもだけど、こんなんどう？」といった具合に、
笑いや驚きを誘うメッセージやツッコミが差し込まれることで、
何でも発言OKという安心感と
もっと話し合いたいという“場”が形成されるのです。
研修の場に限らず、実際の仕事の現場でも
日常の生活においても「笑い」「ユーモア」があることは、
充実感や達成感、そしてありたい姿の実現に
大きなプラスであると感じるのです。
『もし、私にユーモアがなければ、
これほど長く苦しい戦いには耐えられなかったでしょう』
― マハトマ・ガンディー（インド・弁護士、宗教家、政治指導者）
『唯一の救いは、ユーモアのセンスだけです。
これは呼吸を続ける限りなくさないようにしよう』
― アルベルト・アインシュタイン（ドイツ・理論物理学者）
「ユーモアをプラスする」―
苦しみや悲しみに打ちひしがれているとき、
少しの笑いに救われることがある。
思い悩み、張り詰めていた心が、
何気ない一言や仕草でほぐれて楽になることがある。
ユーモアは明るさと勇気を引きだしてくれる素敵なエネルギー。
“よし、やるか！”という気持ちが自然と沸いてくる不思議なチカラ。
目の前に立ちはだかる苦しみも、
いずれあなたを彩る“面白ネタ”になるはずだ。
人生にユーモアをプラスして、笑い合いながら、共に歩みを進めよう。
笑顔と和やかな心は、周囲だけでなく、
あなた自身の心も明るく、温かくする。
その先には、充実感にあふれた素晴らしい未来が創られていくだろう。 |
