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今月の言葉
影を畏れ迹を悪む
 
 

2016年6月―今月は世界史に大きく刻まれるかもしれない出来事がおきました。
英国のEU離脱。

2016年6月23日に行われた国民投票により、
僅差でEUからの離脱の方向性が決しました(正式には議会で決議が必要)。
1973年のEEC(欧州経済共同体)発足時から
英国にくすぶっていた欧州共同体懐疑論、
不満感が爆発した形なのでしょうか。

私自身は“離脱後のビジョンが不透明な状態では
離脱が決定されることはないだろう”と考えていたので、少々驚きました。

これから暫く英国を台風の目に欧州は混乱が続くと思われます。
脱退には少なくとも2〜3年はかかるとのことで、
その間は恐らく具体的な変化はなく
離脱派の不満は結局解消されず、
EUからの攻撃は激しくなるでしょうから
英国は極めてかじ取りの難しい数年になると思われます。

様々な圧力があって、
国民投票に委ねる以外に手がなったのでしょうが、
多数決(民意)で重要な意思決定を行うことの難しさを感じました。

今後、この意思決定の後始末は誰が主体となって行うのでしょう。
たとえ周囲の多数がNoであるビジョンであっても、
大局的知見と中期的な視点で
それに強い信念を持っているのであれば、
勇気を持って決断をすることこそ
重要—過去のリーダーたちが教えてくれています。

意思決定のあり方、その後の責任、今の自分はどうか振り返りたいですね。

さて、2016年6月のキーワードは、人生の質を高めるために意識したい言葉、
『影を畏れ迹を悪む(かげをおそれあとをにくむ)
をお送りします。  
                                                                                         
『“影を畏れ迹を悪む”とは、
心静かに内省することを忘れていると、
いたずらに外物に煩わされるばかりで、
心が休まらず、望む成果は得られないという示唆。

自分の影におびえては走り出し、
足跡が地につくことを恐れて、
しきりに足を上げ下げする男がいた。

日陰に入れば影は消え、
動かなければ足跡がつくこともないのだが、
それだけの思慮がないために、
男は疲れ果てて死んでしまった…という、『荘子・漁夫』の寓話に基づく。

忙しい毎日の中で、
目先のことに囚われてただバタバタしてはいないだろうか。

悩みや不安と向き合うことを割けるために、
あえて自分を追い込んでいないだろうか。
自分の内面と向き合う時は必ず誰にでもやってくる。

時には落ち着いて心を静め、自分と対話する時間を持とう。
自分が本当に望む人生に気づくためにも』    

毎日バタバタ状態の自分への戒めも込めての言葉です。皆さんはいかがでしょうか?

“Keep Busy”という言葉を前職のコンサルティング会社で良く耳にしました。


「暇で時間のある状態で悶々と一人で考えていても
良いアイデアは生まれないことが多いし、
“現場での体感”に勝る気づきや学びはないのだから、
どんどん仕事を入れて
自分を忙しい状態にしていくことが
結局は“是”なのだ」という考え方であったと記憶しています。

確かに一理ある考え方で、
事実、“Keep Busy”の10年間で得られたものは
非常に大きかったと感じています。

しかし、40代になって仕事にもプライベートにも
より深い味わいを持たせたいという想いが強くなってくると、
懸命に毎日走り続けるだけでは難しいことに気づかされます。

日々の振り返りに加え、時にはリラックスして
素直に自分と向き合う十分な時間を取ることが大切なのだと。

これからは、
「ありのままの自分と向き合う時間」を定期的に取り、
人生の「質」を高めていきたいと思います。

『仏教の言葉で「実のごとく自心を知る」というものがあります。
ありのまま己の心を知るという意味です。
自心は自分が一番知っていると思い込んでいるのが、
じつは大間違いであり、
それとじっくり向き合うことで、
真実に気づくことができるのだと説いている言葉です。』

―川本 隆一(日本・経営者、INAX社長)

『自分と向き合って、自分と格闘して、
自分と自答して、弱い自分に打ち勝って、

自分らしく生き続けることが、
なんか自分に与えられた使命。

自分というか、みんなですね。』
―本田 圭佑(プロサッカー選手、ACミラン所属#10)

「影を畏れ迹を悪む」―
あなたの毎日は「追われている感覚」
「向かっている感覚」のどちらが大きいだろうか?

もし、何かに「追われている感覚」が大きいなら、
勇気を出して立ち止まってみよう。

今あなたを追い立てているもの―
もしかしたら、それはあなたの幻想、杞憂かもしれない。

それはあなたにとって、
そんなに時間を使うまでもない些細なことかもしれない。

忙しい毎日で自分をごまかしている自覚があるなら、
直ぐにでも自分と対話する時間を持とう。

頑張りすぎて、走りすぎて、
気をつかいすぎて、心も身体も疲れきってしまう前に。

心の内なる声に、リラックスして心を傾け、
本当の想いや気持ちを受け入れよう。

心の声が何かを止めることを告げたなら、
勇気を持って決断しよう。

それが素晴らしい未来への扉なのだから。

 
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