2017年12月―今年もあと僅かになりました。
皆さんの2017年はどんな一年でしたか?
点数をつけるとしたら何点でしょう。
心に残っている3大トッピクスは何でしょうか。
年末年始は慌ただしい方も多いと思いますが、
ぜひ「一年を振り返る」時間を少しでも持ってみましょう。
私の2017年のビジネスは点数だと85点、
一言で表現すると
「成熟、変化への兆しを感じ続けた一年」でしょうか。
既存事業である組織活性化コンサルティングや
教育研修は業界全体の追い風もあって
順調に推移、過去最高の実績を残すことができました。
また、支援内容に関しても
“単発型”のスキル研修の比率が低下し、
アクションラーニング型教育や
教育体系全体の構築と絡めた
連続性のある教育の比率が高まりました。
これは独立時に当面のゴールとして目指していた形です。
一方で、新たなサービスや事業へのチャレンジに関しては、
依然として足踏み状態にあります。
今年も色々な方との出逢いがあり、
可能性を感じて動いてはみるものの、(当たり前とも言えますが)
なかなか思うように進まない、
既存事業の忙しさにかまけて
中途半端になってしまう…といった状況です。
“大革新の兆し”を感じる場面に遭遇することが
日に日に多くなっています。
変革への動きを更に加速させ、
2018年こそは新たなチャレンジが確実に前に進んでいる、
向かいたい新たな扉が見えている…、
そんな状態を何としてもつくっていこう、
そう決意する2017年最終月です。
さて、そんな2017年を締めくくるキーワードは、
人生にワクワク感と楽しみをプラスする言葉、
『探究する心(たんきゅうするこころ)』
をお送りします。
『 「探究する心」―様々な物事について興味を持ち、
見極め、解明しようとする気持ち。
ひとつの物事に深く没頭して、
本質を突きつめようとする心のあり方。
“情報洪水”の現代、毎日触れる膨大な情報に圧倒され、
思考も感情も停止状態になってはいないだろうか。
ネットに流れる表面的な一次情報に翻弄され、
あなた自身の考えや真の心の声がかき消されてはいまいか。
こんな時代だからこそ、「探究する心」を大切に育みたい。
自分の心の声に耳を傾け、
疑問や興味・関心を持ったことと素直に向き合ってみる。
直感的に感じた違和感や可能性を否定せずに受け入れ、
その本質について深めてみる。
分かったと思っていることほど、本当にそうかをもう一度自問してみる。
真の学び、質の高い体験、ワクワク感
―その根底には「探求する心」があるのだ』
皆さんは探究している何かがありますか?
今一番興味を持っていることは何でしょう?
今年も延べ2,500名を超える方々とビジネスの現場でお会いする機会に恵まれましたが、
年々、仕事においてもプライベートにおいても冒頭していること、
夢中になっていることを持っている人の割合が少なくなっていると感じます。
また、これは昔からある傾向なのかもしれませんが、
“結果ややり方”は知りたがるのに
“本質や根本の仕組み”を深く理解しようとしない人が多い、
という傾向も強まっているように感じます。
「結局、何をすればいいですか?」
「要は○○という結論でいいんですよね」
「私はよく分からないので任せます」のような反応で終わる
という状況によく出くわすのです。
物事を自分の頭と心で捉え、
実際に体感してみてこそ
“真の理解、学び”を得ることができるのではないでしょうか。
“情報爆発×AIの発達”が加速する時代だからこそ、
自分の「探究する心」を大切にして考動し、
本当に夢中になれる、
感動できる何かを見つけることが大事なのだと感じるのです。
改めて自分に問いかけてみてください。
「今、一番つきつめてみたいことは何ですか?」
『人にとって最も恐ろしいのは、惰性で日を送ることである。
向上心があれば、飽きることがない。
仕事・生活の中に、向上の道を残さねばならない。向上を求めねばならない。』
― 西堀 栄三郎(日本、探検家、第一次南極観測隊副隊長)
『過去から学び、今日のために生き、未来に対して希望をもつ。
大切なことは、何も疑問を持たない状態に陥らないことである。
神聖な好奇心を失ってはならない。』
― アルベルト・アインシュタイン(ドイツ・理論物理学者)
「探究する心」―
あなたが毎日目覚めるとき、清々しく、
前向きなエネルギーを感じるだろうか?
もしそうでないのなら、
あなたの「探求する心」が弱ってしまっているかもしれない。
私たちは皆、生まれたときは好奇心の塊だった。
何かを見つければ、触れて試して、感じてみた。
数多の失敗を繰り返して学び、
より安全に楽しく生きる術を身につけた。驚愕の成長スピードで。
大人になった今の自分はどうだろう。
何かに興味・関心を持ち、ワクワクしながら生きているだろうか。
「なんで?どうして?」という心の声に素直に耳を傾け、
それらを深める考動を起こしているだろうか。
キラキラとした毎日、充実感ある人生、
その第一歩は「探究する心」を育むことなのかもしれない。 |