アクティブプラス株式会社



	2018年8月―今月も先月に引き続き、信じ難い暑さの連続でしたね。過去にあまり見たことのない天気図(気圧配置)のために台風も不思議な動きをし、その影響を受けた方も多いのではないでしょうか。これまでの経験では予測が難しい事態は、自然もビジネスの世界も加速しているように感じます。変化への感度を高め、計画や経験則に縛られない柔軟な言動をより一層意識して参りましょう。「これまで経験したことがない」という切り口では、私はつい最近まで謎の発疹に悩まされていました。何の前触れもなく急に(数時間で) 全身に赤い発疹が広がってしまったのです。かゆみは殆どなく、発熱もないのですが、全身発疹なので見ていると気持ち悪い状態でした。何が原因なのか、内科や皮膚科をはしごして診てもらったのですが、風疹や麻疹ではないこと、おそらく直前に服用していた薬によるアレルギー（薬疹）の可能性が考えられる、とのことでした。今は治まっています。病気の原因を明確に特定することは難しいと頭では分かっていても、いざ自分ごとになると“原因不明”であることへの不安、モヤモヤ感は大きかったです。しかしながらその本質は、身体からアラームが出ているということであり、「日々の習慣を見直し、改善せよ！」というメッセージであると考えます。根本原因は自身にありです。しばらくは残暑が続くと予想されていますが、皆さんもどうか、自分の身心の声に耳を傾け、健康維持に本気で取り組んでいただければ幸いです。さて、2018年8月の言葉は、不確実な時代だからこそ大切にしたい言葉、 *『不羈奔放（ふきほんぽう）**』をお送りします。　　『「不羈奔放」―常識や規範など、何かに囚われることなく、自分の心のままに振る舞うこと。また、その状態を表した言葉。不羈とは、束縛されない、押さえつけられないという意味。又は、優れた才能が発揮されて(非凡)、通常では律せられない状態のこと。奔放も同様に、何かに束縛されていない、解き放たれた様子、状態を意味する。過去の経験、立場や役割、組織の目標、周囲からの期待、目先の困りごと…。私たちは色々なものに “囚われて”毎日を過ごしてはいないだろうか。本当の気持ち、大切にしたいこと、心から楽しいと感じることは棚上げにして。激変する環境だからこそ、経験則や常識、目先の問題に縛られるのはやめにしよう。もっと自由に、ゼロベースで発想して動いていくのだ。真に幸福な人生のためにも』皆さんは日々の判断や選択をどんな基準で行うことが多いでしょうか？何が軸になっていますか？「過去の経験から考えれば」「常識的には」「組織人として」「マネージャーとして」「親として」など。人は何らかの基準や役割を軸として状況を捉えたり、意思決定することが多いと考えます。私も自分のこれまでを振り返ると、「長男として、兄として」「組織のリーダーとして」「コンサルタント（育成に携わる者）として」「親として」といった役割をベースに考え、判断や選択をすることが多かったように感じます。これはこれで今の自分を創ってきたプロセスなので肯定的に捉えることができる反面、役割認識という枠に囚われた考え方や意思決定であったとも言えます。自分の内なる声よりも外的要素を優先してきたのかもしれません。様々な領域で基準や考え方がどんどん変わっていく変革期に、これまでの基準に従っていてはズレが生じるのは必然です。もっと自由に、自分の内なる声に正直に、ワクワクするアイデアや本当に大切にしたいことを最優先にして参りましょう！『柔軟であれ。人は生きている時は柔軟である。死ねば人は固くなる。人の肉体であれ、心であれ、魂であれ、柔軟が生であり、硬直は死である。』ブルース・リー（香港／中国武術家、武道家、俳優）* 『人生は短い。ルールに縛られることはない。すぐに許してあげなさい。ゆっくりキスをして、本当に愛してあげなさい。』マーク・トウェイン（アメリカ／作家、小説家）『運命に人は縛られるのではない。ただ自分の心に縛られているだけなのだ。』フランクリン・ルーズベルト（アメリカ／政治家、第２６代大統領）「不羈奔放」― あなたは、自分の本当の想いやパワー、自分らしさを解き放っているだろうか。自然に、自由に、心の感じるままに。爽やかで温かなエネルギーが湧いてくる感覚があるだろうか。何かにチャレンジしようとすると、「できない理由」が先立って前に進めない状態にないだろうか。不確実性が極めて高い現代に、これまでの基準に縛られて何も行動を起こさないのは本末転倒だ。先々に確証が持てないからこそ、自分の心と力を信じ、自由に発想して「まずやってみる」のだ。解き放たれたあなたの素晴らしいエネルギーは、より良き未来への道を必ずひらくだろう。