2018年3月―急にポカポカ陽気になって、
東京の桜も一気に満開、春がやってきました。
命の息吹と躍動を一番感じる季節、
行動するエネルギーがこみ上げてくる感覚があります。
皆さんはどんな気持ちで毎日をお過ごしでしょうか?
2018年3月11日、東日本大震災から早7年が経過しました。
多くのメディアで7年を経過しての「今」について
被災地域住民への取材や
アンケート調査をベースにした報道がなされていましたが、
全体的な印象は、
「住宅や道路など生活インフラはだいぶ復興が進んでいる」一方で、
「地域のつながりの再構築」や「地域経済の復興」
「前向きに生きるエネルギー(気力)の回復」といった点は
まだまだ道半ば…という状態であるように感じました。
私自身、地元(福島県との県境にある茨城県常陸太田市)も
それなりに震災の被害にあったこともあり、
被災地域の活性化に少しでもつながることを
微力ながら続けているのですが、
確実に記憶は薄れ、行動量は減ってしまっています。
7年というある程度経過した今だからこそ、
もう一歩踏み込んで自分にできることはないかを問い直し、
特に「前向きに生きるエネルギー(気力)の回復」といった方向での
活動を起こそう、そう決意を固めた2018年3月でした。
さて、2018年3月の言葉をお届けします。
今月は、ワクワクする毎日を贈るために意識したい言葉、
『為人成天(いじんせいてん)』
をお送りします。
『 「為人成天」―江戸時代の蘭学医・杉田玄白の残した名言、
「為すべきは人にあり、成るべきは天にあり」より。
「為人」とは、行動や努力にこそ人は集中すべきことであるという意味。
「成天」とは、成果は人知を超えた天(自然)が創ってくれるものという意味。
結果がでるかどうかを頭であれやこれやと思い悩むのではなく、
望む成果に向かって今自分にできることに集中し、
一所懸命に取り組むことこそ本質であるという示唆。
目まぐるしく変化する環境、
ネガティブな情報の嵐、
見通しの立たない未来。
私たちは不安や恐怖に囚われて、
ただ悩み迷う状態になってしまってはいないか。
行動なくして成果は生まれない。
ありたい未来は憂うものではなく、信じるもの。
「為人成天」の心もちで、
今自分がしたいと感じることに集中し、行動を起こそう。
徹底して実践するからこそ、
ありたい未来が鮮明に見えてくるのだから』
皆さんが今、一所懸命に取り組んでいること、没頭していることは何でしょうか?
私はよく迷い、悩みがちな人間です。 将来の仕事(人・組織の活性化)のありたい姿について、
クライアントや友人・家族との関係について、
自分の仕事の仕方や時間の使い方について…。
色々なことが頭に浮かんできて、
あーでもないこーでもないと考えすぎてしまい、
行動停滞スパイラルにハマってしまうことがよくあります。
こんな状態もたまには必要だ…という思いも正直あるのですが、
結局振り返れば、
「もっと早く行動に移せば良かった!」というパターンばかりです。
自分が信じた方向に向かって
「やりたいこと、必要と感じること」に没頭している時間は、
本当に楽しく、ワクワクします。
そして、当たり前かもしれませんが、
そんな時は結果(成果)もついてくることが多いのです。
最近もまた「次のステージにむけての行動」が
不足している自覚があります。
イノベーションや意識革新系のご支援がここ1〜2年多くなっているのも、
きっと自分へのメッセージでしょう。
「これだ!」と信じられる方向は明確になっていないのですが、
ぼんやりとしたイメージはあります。
まずはそのイメージに向かって「行動」を優先する1年にしていきます!
『この世で重要なことのほとんどは、全く希望がないように見えたときでも
挑戦し続けた人々によって成し遂げられてきた』
― デール・カーネギー(アメリカ・作家、自己啓発トレーナー)
『とにかく具体的に動いてごらん。具体的に動けば 具体的な答が出るから』
― 相田みつを(日本・詩人、書家)
『行動を伴わない想像力は何の意味も持たない』
― チャーリー・チャップリン(イギリス・映画監督、俳優)
「為人成天」―
人間誰しも迷い、悩み、立ち止まる時は必ずあるもの。
何が悪かったのか、どうすれば良かったのか、
これからどうしていくべきなのか。
自分自身と向き合い、自省し、
今後に向けてどうしていきたいか、
深めることにも価値はあろう。
しかし、自分の中で考えを
深めるだけに留まっていては勿体無い。
そう、行動を起こすのだ。
一所懸命に取り組めば成果が
必ず出るとは言い切れないが、
行動を起こさなければ成果は出ない。
考え過ぎ、悩み過ぎと決別し、
「今、必要だ」と感じることに集中して小さな一歩を踏み出そう。 |