トップページへ戻る トップページに戻る
アクティブプラス株式会社
アクション、コミュニケーション、チームワーク、イノベーション、ヴィジョン、エキサイトメント
コンセプトサービス会社概要・代表プロフィールお客様の声今月の言葉お問い合わせ
 
今月の言葉
陰陽を燮理す
 
 

2018年5月―爽やかな春の陽気から
徐々に天気の移り変わりが早くなり、
しっとりとした空気を感じる日も多くなってきました。

皆さま、毎日を健やかにお過ごしでしょうか。
今月は政財界、スポーツ界、芸能界、
いずれも不信感とため息にあふれる出来事が
多かったように感じます。

政界では財務省の文書改ざんに
加計学園問題でいまだに不毛な時間が費やされ、
スポーツ界では日大アメフト部問題における
ありえない対応に愕然とさせられ、
芸能界ではTOKIO(ジャニーズ)の
山口メンバーの愚行と電撃引退に驚かされました。

これらネガティブな出来事に共通していると感じるのは、
「内向きなご都合主義」と
「本質(大切なことは何か)を掴む感性の欠如」です。

長期間狭い世界で強い立場に居続けると、
意図しなくとも傲慢な考え方になってしまい、
自分に都合の良い解釈や意思決定を行ってしまう…。

問題が顕在化した際、事実とまっすぐ向き合うことを避け、
問題の根本原因や本質を掘り下げることなく
その場を取り繕う対応に終始してしまう…。

自頭の良し悪し、高い能力やスキルの有無に関係なく、
このような“罠”にハマってしまう危険性は誰にでもあるのでしょう。

翻って「自分はどうか?」と問いかけてみると、
正直、グレーな事案も思い浮かびます。
改めて「内観と外観をバランスよく行う」
「本質は何かを常に問う」という姿勢と習慣を
大事にしていこうと感じた2018年5月です。

さて、そんな2018年5月の言葉は、
チームビルディングの際に意識したい言葉、
『陰陽を燮理す(いんようをしょうりす)
をお送りします。  
                                                                                         
『 「陰陽を燮理す」―中国「書経」より。
「陰陽」という対のエネルギーを調和させることの重要性を示唆した言葉。
「陰陽」は、万物を作り出す二つのエネルギー。
「燮理」は、やわらげおさめること。
陰と陽、どちらの存在も認め、
共創・調和の道を選択することが大きな成果を生む。
光と影、表と裏、右と左、上と下、
これらは対であるが一体なもの。

どちらか一方に傾倒して物事を見聞き、
判断すると不具合が生じてしまう。

チームづくりもこれと同じ。
集う人たち一人ひとりにはそれぞれ個性がある。
その良し悪しを偏った軸で判断するのではなく、
メンバーの個性を認め、
チーム全体として
その個性が活きて輝く“共創と調和”を重視した対応、
組織風土づくりこそ、
大きな成果を生み出す要諦なのだ』

皆さんの所属している組織、
チームは一体感のある、調和のとれた状態でしょうか?

多くの方がそうであるように、
私もこれまで本当に多様な人たちと出逢い、
常に何らかの組織やプロジェクトに参画してきました。

リーダーとして組織を率いる立場を経験することも多く、
どうすればチームの一体感や信頼関係を醸成できるか、
どうすればメンバーの強みやポテンシャルを
引き出すことができるか…といったテーマは
常に高い関心事でした。

目標を上回る素晴らしい成果と活気と
ワクワク感に満ちたチームになれたこともあれば、
目標も未達で殺伐とした雰囲気のチームに
なってしまったこともあります。

この結果の違いを生み出した原因を深めてみると、
その大きな要因の一つが
「チーム全体としての調和」の有無にあるのでは
と感じるのです。

上手くいっているときは、

「メンバーが互いの個性(強みと弱み)への理解、
感謝と敬意があった」

「役割分担は一応していたものの、
いい意味で役割を超えて活動し、
自然に助け合えていた」

「大切にしたいことが共有・共感できていた」

「言いたいことを言える安心感があった」

「全員が目立っていた」

といった状態であり、
残念な結果の場合はこの真逆であったと思います。

リーダーが常に中心となって強力にリードしていくよりも、
チーム全体としての
“共創と調和”(単に仲がよいということでなく)が
生まれる組織風土、
空気感を醸成することの方が、
より大きな成果を出し続けることができるのかもしれません。

『どんな人にも必ず一つぐらいは長所がある。
上に立つものは、その長所を活用するのだ。
複数の人による共同作業のとき、
もっとも重要なチームワークといわれるのも、
各人の長所をうまく組み合わせることに他ならない。

一人一人の長所が異質であればあるほど、
チームワークの相乗効果は大きい。』

― 土光敏夫(日本・実業家、元日本経団連会長)

『決め事は少なくても、
本質的な幹がしっかりしていれば、
枝葉は自由に変えられる。

周囲の状況が変わったら、
すぐに対応できるチームワーク。
それが本当の強さ。』

― 平尾誠二(日本・ラグビー選手、元日本代表監督)

「陰陽を燮理す」―
あなたのチームは全員が輝き、
一体感と可能性の広がりを感じる状態にあるだろうか。

一般論や画一的な考え方で、
もう片方を切り捨ててしまうのはあまりにも勿体ない。

多様な価値観、個性があるからこそ
世界は彩りがあって面白い。そして、美しい。

想像を超える素晴らしい成果は、
その共鳴と調和によってこそ生み出されるものだ。
互いの「らしさ=個性」を受容し、磨き、
輝き合うチームづくりを、あなたから実践していこう。

   
 
今月の言葉写真
 
今月の言葉

・2011年度バックナンバー

・2012年度バックナンバー

2013年度バックナンバー

・2014年度バックナンバー

・2015年度バックナンバー

・2016年度バックナンバー

2017.年度バックナンバー

2018年1月

2018年2月

2018年3月

2018年4月

2018年5月

2018年6月

2018年7月

2018年8月

2018年9月

2018年10月

2018年11月

今月のA+ワード


 
 

 

   “共創と調和”のあるチームづくりのために意識したい3つのアクション


   

このページトップに戻る
 

Copyright(c) 2011-2017 ACTIVE PLUS Ltd. Co. All rights reserved.