2018年1月―新たな年がスタートしました。
皆さま、素晴らしい新年を迎えられましたでしょうか?
“日々是新(毎日が新しいスタートである)”とは言うものの、
やはり年の初めである1月はいつも以上に心が凛として、
一歩踏み出す活力がみなぎってきます。
皆さまはいかがでしょうか。
1月は私の誕生月なのですが、本当に有難いことに、
今年も多くの方からお祝いのメッセージをいただきました。
素直に嬉しい気持ちでいっぱいになると同時に、
心ある皆さまに支えられ、
助けられてきたからこそ今の自分がある
ということをしみじみ感じます。
改めて心から感謝申し上げます。
40代半ばになっても未熟な部分が
まだまだ多い私ではありますが、
頂戴した愛情をエネルギーとして、
一歩ずつ前進、心と技の両面に磨きをかけて参ります。
そして、皆さまとの関係性をより味わい深い、
ワクワク感に満ちたものにしていきたい、そう強く願っています!
年始より“はれのひ株式会社による成人式トラブル”
“韓国ムン・ジェイン大統領による日韓合意の撤回発言”
“相撲協会及び角界のゴタゴタ”
“コインチェックの仮想通貨預かり資産流出”など、
信義や敬意を損なう事件が相次いでいますが、
私たちはこれらを反面教師として捉え、
「周囲へ感謝と敬意をもって接し、
互いにより大きな成果を得る」―そんな一年にして参りましょう!
さて、2018年年初めのキーワードは、
幸福な人生のベースとなる言葉、
『報恩謝徳(ほうおんしゃとく)』
をお送りします。
『 「報恩謝徳」―受けた恩義や徳に対して
感謝の気持ちを持ち、
自分のできる限りのことをしよう、
報いようとする気持ちや言動のこと。
「報恩」は受けた愛、恩に報いること、お返しをすること。
「謝徳」は受けた愛、恩に対して感謝の気持ちを表すこと。
当たり前のことだが、私たちは自分一人の力で生きているのではない。
家族や友人、共に働く人たちに支えられ、
大自然の恵みの中で生かされている。
喜びや驚き、充実感や達成感、気づきと成長―
その多くは自分一人ではなく、他者との関わり、
大自然とのふれあい、先達たちが残してくれた知見から得られるものだ。
しかしながら私たちは、その支えを
当たり前のこととして軽んじてはいないだろうか。
感謝の気持ちで受けとめ、
適切な心と言動を返すことができているだろうか。
新たな年の初めに、
いま一度自分の立ち居振る舞いを見直してみよう』
皆さんが今一番感謝の気持ちを伝えたい人はだれ(何に対して)ですか?
最近、仕事でもプライベートでも “着実に望む成果を得られている方”や “将来に可能性を感じて、
前向きに行動している方” “今を充実して過ごしている方”にお会いすると、
「感謝の心と言動がとても強い」という共通点があることを 強く意識させられる機会が多くありました。
会話の中で何度も
「本当に感謝しています…」
「おかげ様で…」
「素敵な縁に恵まれ…」
「お世話になって…」といったフレーズが出てくるのです。
勿論その方々は、
相手に言葉で感謝の気持ちを伝えるだけでなく、
行動でもその気持ちを返しておりましたが、
そのやり方も自分が無理して何かするのではなく、
自然と自分の為にも相手の為にもなる
“Win-Winな恩返し”をしているのが印象的でした。
いつも感謝の気持ちをもって行動し、
素直に真摯に共生する―「言うは易く行うは難し」ですが、
少しずつでも歩みを進め、
素敵な「縁」と将来の可能性を広げて参りましょう!
『この世における人と人とのつながりを、
もうすこし大事にしてみたい。
もうすこしありがたく考えたい。
不平や不満で心を暗くする前に、
縁のあったことを
謙虚に喜びあい、
その喜びの心で、
誠意と熱意をもって、
おたがいのつながりを
さらに強めてゆきたい。
そこから、暗黒をも光明に変えるぐらいの、
力強い働きが
生まれてくるであろう』
― 松下幸之助(日本・松下電器産業・現Panasonic創業者)
『感謝は人の心を開き、運命を開く』
― 本田 健(日本・作家、小説家)
「報恩謝徳」―
あなたが心から感謝の気持ちを伝えたのは
いつ、誰に(何に対して)だろうか?
大自然も、人間も、この世界は「関わり」であり、
「支え合い(愛情)」で成り立っている。
そして「私」という存在は、
代々紡がれた命の連鎖、「奇跡」の連続体なのだ。
慌ただしく過ぎゆく毎日の中で、
その「関わり」「奇跡」への感謝が薄れてしまってはいまいか。
便利で心地よい生活が、
自分の中で「当たりまえのこと」になってしまってはいないか。
心を向けて見つめ直してみよう。
大自然や人との「関わり」を、受けてきた「愛情」を。
感謝の気持ちを伝え、言動で返そう。
それはより良い「縁」を育み、次の「奇跡」につながっていく。
まずはあなたの周りから、少しずつでいい。はじめていこう。 |