アクティブプラス株式会社



	2018年4月―学校では新学期がスタートし、日本企業では新入社員を迎えたり、人事異動や組織改編の多い時期ですね。期待と不安、緊張が入り交じり、何かと心を揺さぶられることが多いタイミング。皆さんはどんな心もちで毎日をお過ごしでしょうか？私の４月はここ数年、毎年恒例で新入社員研修の仕事でいっぱいになります。今年も１０社の新人研修を担当させていただき、前向きでやる気に満ちたエネルギーに包まれた１ヶ月でした。今年私が出逢った新入社員は総じて、頭の回転が早く理解力があり、こちらが求めることや指摘したことは素直に確実に実行に移せる人たちで、「１日で言動がここまで変わる（成長する）のは凄い…」と感じる場面が多かったです。間違いなく私の新人時代とは比較にならないほど、知能・マインド・行動全てにおいてハイスペックの新人たちです。そんな素敵な新人たちなのですが、少し気になるのが「ユニークなアイデア！」「そこまでするか！」「斬新！」と思わず唸ってしまうような発想や言動に遭遇することが少ないことです。穿った見方をすれば、上手に研修で求められるレベルを察知して合わせてきているような感じさえします（あくまで主観ですが…）。もっと彼・彼女たちの持つポテンシャルや本音、本気を引き出せるようになりたい、そんな想いを強くした2018年4月です。さて、そんな2018年4月の言葉は、成長と充実した人生に影響の大きい言葉、 *『我逢人（がほうじん）**』をお送りします。　　『「我逢人」―“我、人と逢うなり”とも読む禅の言葉。人と逢うことから全てが始まる。人と人との出逢いの尊さを三文字で表した言葉。意図するしないに関わらず、人との出逢いは何かを生みだし、何かが始まる。違った価値観、世界観との出会いが自分自身を大きく成長させてくれる。一人で抱えていた悩みや問題がまたたく間に解決に向かうことも多い。そんな人との出逢いは、「新しい自分」との出逢いでもある。一方、「人との別れ」もまた避けられない。一時は寂しさを感じるかもしれないが、互いの未来のために大切な選択であることが多い。むしろ新しい関係のはじまりだ。人と逢おうという心と行動を大切にしたい。人に逢える場に感謝したい。ワクワクする彩り豊かな人生とするために、輝きの増ました自分になるために。』最近心を揺さぶられた「出逢い」や「別れ」はありましたか？新しい気づきや発見はありましたか？本当に私は人との出逢いに恵まれていると感じます。これまでの人生において「大きな選択、岐路」には必ず人との関わり、出逢いがありました。ホテル業界からコンサルティング業界へ道を変える意思決定は、ある人から「職業人生における目的とビジョン」について迫られたことがきっかけでした。コンサルティング業界に転職して間もなく、ついていくことができずに鬱状態になり、辞めようとする自分を救ってくれたのは尊敬する上司の深い優しさでした。アクティブプラスの立上げと独立を決意させてくれたのは、深く信頼する友人の温かい勇気づけでした。そして今、独立して８年目を迎えることが出来ているのは、これまでのご縁に加え、新しいたくさんの出逢いがあり、そこから様々な学びや気づき、チャレンジの機会をいただけているからに他なりません。だからこそ、これからもずっと「人との出逢い」を大切に、感謝して、学び続けていきます！『人と人とのつながりには、実は人間のいわゆる個人的な意思や希望を越えた、* 一つの深い縁の力が働いているのである。そうとすれば、お互いにこの世における人と人とのつながりを、もうすこし大事にしてみたい。もうすこし有り難く考えたい。不平や不満で心を暗くする前に、縁のあったことを謙虚に喜びあい、その喜びの心で、誠意と熱意をもって、おたがいのつながりをさらに強めてゆきたい。そこから、暗黒を光明に変えるぐらいの、力強い働きが生まれてくるであろう。』 ― 松下幸之助（日本・経営者、松下電器産業創業者）『人間は一生のうち　逢うべき人には必ず逢える。しかも一瞬早過ぎず、一瞬遅すぎない時に。』 ― 森信三（日本・哲学者、教育者）「我逢人」― 人との出逢いは自分を、そして人生を変える力がある。私たちは自分一人で生きているわけではない。他者とのつながりの中で生かされている。人との出逢いからたくさんの学び、気づき、可能性を得ることができる。一人で抱え込み、悩んでいるのは勿体無い。億劫がらず、格好つけず、素直な心で、さぁ、人に逢いにいこう。新しい道と更に輝きを増した自分を見つけにいこう。