2018年6月―今年の梅雨は
雨の日と晴れの日のコントラストが鮮明な感じがします。
降るときはまとまってザーッと降り、
晴れの日は夏を感じさせるぐらいの日差し。
このはっきりとした潔い感じ、私は好きです。
皆さんはどんな風に今の季節を感じていますか?
今月18日、大阪府北部において
震度6弱の大地震が発生しました。
またもや…です。
今回は通勤通学の時間帯で震源が都市部近郊だったこともあり、
交通機関の長時間麻痺に大勢の人が巻き込まれる事態となりました
(皆様の中にも巻き込まれた方もいらっしゃると推察します)。
また、9歳の少女の命を奪った小学校のプールブロック塀の崩落は、
建築基準法違反が放置されていたことが判明、
天災ではなく人災ではないかとのことです。
その他にも水道管やガス管の破裂が数か所で発生、
復旧にかなりの時間を要したり、
家屋やビルの壁の崩落が相次ぐなど、
東日本大震災や熊本地震の教訓が十分に活かされていないのでは、
と感じてしまう事態が浮き彫りになりました。
日本には活断層が多くあり、大地震は必ず発生します。
それは広く周知された事実です。
にも関わらず、事前の対策や予防行動は
未だに力強さを欠いているように感じられます。
地震対策だけでなく、環境問題、少子高齢化対策など「重要度は極めて高いが、
今この瞬間は先送りにしてやり過ごせるテーマ」は同じ状態にあるのではないでしょうか。
これは本当に、かなりマズいと感じます。
今度こそ、具体的な対策行動を、私たち一人ひとりからすぐにスタートさせていきましょう!
さて、2018年6月の言葉は、ワクワクする未来を創るために意識したい言葉、
『セルフ・エフィカシー(Self-efficacy)』
をお送りします。
『 「セルフ・エフィカシー」
―カナダの心理学者アルバート・バンデューラが提唱した概念で、
日本語では自己効力感。
自分がある状況において
必要な行動をうまく遂行できるという可能性の認知、遂行できることへの自信。
予期せぬ事態(問題)への対処を求められる時、
新しい何かに挑戦しようとする時、
私たちは「本当に自分にできるだろうか…」「失敗してしまうのではないか…」
という疑念と恐怖に心が支配され、最初の一歩をなかなか踏みだせないことが多い。
はじめてさえしまえば何とかなることも多く、
仮に上手くいかないとしてもその実体験が次の成功確率を確実に高めるはずなのに。
自己効力感を高めよう。
あなたはあなたが思う以上に素晴らしい強みとエネルギーを持っているのだから』
皆さんは今、毎日を楽しみ、能動的に過ごせている実感はあるでしょうか?
今月も仕事でたくさんのビジネスパーソンとの出逢いがありました。
毎年6〜7月は主に昇進昇格に伴う教育を担当させていただき、
新任のマネージャーやリーダー(年齢は30〜40代)と
時間を共にする機会が多かったのですが、
年々ある心配な状態が加速しているように感じます。それは、
自分の新たな役割や未来について、
「期待・ワクワク感」よりも「不安・プレッシャー」の方が圧倒的に大きく、
「自分には難しいのではないか」と感じている人が増加していることです。
だからでしょうか。
研修で未来のありたい姿やビジョンを検討している時でさえ、
「熱」を感じないというか、楽しそうでないのです。
そもそもありたい姿がイメージできなかったり、
いつの間にか難しい顔で
「○○しなければならない」というフレーズで話している、
といった状況が散見されるのです。
周囲へ高い影響力を持つ人たちの多くがこの心理状態では、
現場の活性化させ、素晴らしい仕事や成果を生み出すのは至難の業です。
何としてもこの状況を変えたい、そう思うのです!
『何もしないことは疑いと恐れを生み出す。
行動は自信と勇気を生み出す。
もしあなたが恐怖を克服したいのであれば、
家の中で座って悩んでいてはいけない。
外に出て、行動を起こすのだ。』
― デール・カーネギー(米国/実業家、作家、ビジネスセミナー講師)
『不安をたくさん抱えてるって? じつは、みんな同じなんだ。
だから、周りを過大評価し、自分を過小評価しないように。
君は、自分が思っている以上の力を秘めているんだ。』
― T.ハーブ・エッカー(カナダ/作家、マネーコーチ)
「セルフ・エフィカシー」―
「今、自分は充実している、毎日を楽しめている!」と感じているだろうか。
そんなのは幻想だ、現実はそんなに甘くない、
未来は厳しさに満ちている、そう感じるだろうか。
あなた自身の素晴らしい素質を、強みを、可能性を、
自ら閉ざすのはもう止めにしよう。
理想の未来と自分、やってみたいこと、
出逢いたい人やコト、その想いを素直に大切にしよう。
ワクワクする未来の実現には、
自分自身への前向きなエネルギー(効力感)が欠かせない。
小さな一歩からでいい。
自分を信じ、あなたが楽しめること、ワクワクすることをスタートさせよう。
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