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今月の言葉
リフレクションと経験学習
 
 

2015年10月。今年もあっという間に終盤に入ってしまった感覚です。
今月は2人の日本人がノーベル賞を受賞したり、
ラグビーワールドカップにおいて
日本代表が強豪南アフリカを破る偉業を成し遂げ世界を驚かせるなど、
感動と誇りを感じる出来事がありました。

受賞コメントや選手のインタビューを聴いていて
共通して感じたこと― それは、自分のしたいこと、信念に対して
素直にまっすぐ向き合うエネルギー。
先達や共に歩む仲間たちへの深い感謝の心。

何ともすがすがしく、前に踏み出す勇気が
湧いてくるような感覚をいただきました。

自分はまっすぐ、素直な心で
「やりたいこと」に向き合えているだろうか?

自分の信念や「軸」を大切にして、
さらに深みのあるものにしているだろうか?
自分の仕事に感動があるだろうか・・・。
もっと、もっと力強く歩みを前に進めよう!
そんなふうに感じた10月でした。

さて、2015年10月のキーワードは、
成長の質を高めるために意識したい言葉、
『リフレクションと経験学習(リフレクションとけいけんがくしゅう)
をお送りします。  

『“リフレクション”とは、
体験や経験したことを振り返り、内省する行為。

“経験学習”とは、
1984年に組織行動学者デービット・コルブが提唱した、
「具体的経験→省察→概念化(持論化)→試行」
という経験から学びを得る学習モデル。

真の学びは現場経験の中にこそあり―
誰もが肌感覚で理解していること。
しかし、 同じような体験をしても、
その学びの「量」や「質」は、人によって大きく差が出てしまう。

この一年、あなたはどんな「学び」を得ただろうか。
この一週間、今日一日、どんな 「気づき」を得ただろうか。
そして、その「学び」を日々の言動に活かせているだろうか。
慌ただしく過ぎ行く毎日、ただ漫然と活動していては「学び」は促進されない。
その為には、質の高い内省と、それを活かすためのプロセスが必要なのだ。
あなただけの貴重な経験を、確実に自己成長へとつなげていこう。』

今年の9〜10月にかけての研修は、
リフレクション(振り返りと内省)から学ぶ系統のプログラムを
多く担当させていただきました。

若手社員だと入社からこれまでを、
リーダーやマネージャークラスだと過去3年を振り返り、
自分の「強み」「課題」を明確にする…といった内容です。

同クラスの方々が集まり、
異なる体験をシェアする機会は
現場ではなかなか持つことができないため、
「気づき」と「刺激」の多い時間になることは間違いないのですが、
気になったのはシェアされる内容の質の差です。


先日、ある製造業でのリーダークラス向けの研修で、
優秀な方(大きく成長されたと評判の方)数名の失敗・成功体験を
聴く機会に恵まれました。

そこでシェアされた内容は、
「どんな目的で、何を、誰と、どうやって、どんな成果を得たか」
という細かな事実や手法だけでなく、
その体験を通じて
「何を気づき、学び、感じて、自分がどう変化したか」ということにまで
言及した素晴らしいものでした。

発表後の質疑応答で見えてきた共通項は…、
やり方は様々であるものの普段から内省や
周囲からフィードバックをもらう機会を定期的に持っていること、
体験から得た気づきを自分なりの「解釈」に変換していること、
そして「解釈」したこと(=持論)を意図的に別の場面で試していること、
といった3つでした。
正に「経験学習」そのものです。

私も毎日、「4行日記」という振り返りを行ったり、
定期的に他者からフィードバックをもらう機会は持っていますが、
「自分なりの解釈変換」や
「意図的な行動変革」はまだまだだと反省させられました。

『竹に節がなければズンベラボーで、とりとめがなく、
風雪に耐えるあの強さも生まれてこないであろう。
竹にはやはりフシがいるのである。
同様に、流れる歳月にもやはり フシがいる。
ともすれば、とりとめもなく過ぎていきがちな日々である。

せめて年に一回はフシを作って、身辺を整理し、長い人生に耐える力を養いたい。』
― 松下幸之助(日本・実業家、現Panasonic創業者)

『自分と向き合うにはひとりになるんじゃないわ。
いろんな人と関わりあうのよ。
お友達とおままごとしろって言っているんじゃないの。
自分の知らない、自分を知らない人たちと関わりあうのよ。
見えてくるわよ、本当の自分が。』

― リトルミイの名言(ムーミン谷の仲間たちより)

「リフレクションと経験学習」―
“今”に全力を尽くし、ありたい姿に向けて懸命に取り組む姿は素晴らしい。 
せっかくなら結果だけでなく、
その貴重な経験から獲得できる「学び」も最大化してみよう。

成功と失敗、順境と逆境、喜びと悲しみ、
賞賛と叱咤、その全てが成長の“糧”。

“糧”から得られる「学び」の最大化、
その要諦はリフレクションと経験学習。

点である経験を線で結び、自分の成長の軌跡を描いてみよう。
経験学習が習慣となった時、
自分への信頼と可能性の広がりをあなたは必ず実感するはずだ。

 
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