2月11日は日本の建国記念日でした。
以下は、建国を祝う安部首相のメッセージの一部です。

「…私たち日本人には、田畑をともに耕し、水を分かち合い、
乏しきは補いあって、五穀豊穣を祈り、
美しい田園と麗しい社会を築いてきた豊かな伝統があります。

また、わが国は四季のある美しい自然に恵まれ、
それらを生かした諸外国に誇れる素晴らしい文化を育ててきました。

このような先人の努力に深く敬意を表すとともに、
この平和と繁栄をさらに発展させ、
次の世代も安心して暮らせるよう引き継いでいくことは
我々に課せられた責務であります。

１０年先、１００年先の未来を拓く改革と、
未来を担う人材の育成を進め、
同時に、国際的な諸課題に対して
積極的な役割を果たし、
世界の平和と安定を実現していく
「誇りある日本」としていくことが、
先人から我々に託された使命であろうと考えます。…」

昨年、国別ブランド評価を毎年実施している
米フューチャーブランド社のランキングで
日本が初めて1位を獲得しました。

高評価の理由は、高いテクノロジー・高品質の製品
・美味しい食べ物・奥深い文化が主なポイントだったとのこと。

また、円安効果も相まって日本を訪れる観光客が1,300万人を超えるなど、
私たちの国は今、世界から良い意味で注目が集まっていると言えるでしょう。

一方、世界では様々な地域で政情不安と紛争が相次いでいます。
残念ながら、イスラム国による日本人の拘束と虐殺という
痛ましい事件も起きてしまいました。

構造的な課題が山積の日本ではありますが、
過去や目先の問題に囚われず、
前を向いて魅力的な未来を創ること、
世界に良い影響を与える存在となること。

今こそ目線を高め、腹を括って取り組むタイミング…と強く感じます。
私も、まずは「自分の現場」から、視座を高めて取組んでいきます！

さて、今月のキーワードは、真の関係構築のために深めたい言葉、
『期待と信頼（きたいとしんらい）』
をお送りしたいと思います。　　

『‘期待’とは、ある(する)ことが実現するだろうと望みをかけて待ち受けること。
当てにして心待ちにすること。

‘信頼’とは、信じて頼りにすること。頼りになると信じていること。また、その心。

仕事において、期待に応えることは重要なこと。
相手の期待に応える、それを超えていく言動を継続できたなら、
きっと選ばれる存在となるだろう。

しかし、真の関係性とは「期待」ではなく、「信頼」を軸にしたものではなかろうか。
期待は相手からの見返りを待ち、その結果を判断する行為。
信頼はどんな結果であろうとも相手を信じ、寄り添う心。
見返りや望む結果が前提となる関係にはどうしても緊張感が付きまとう。
相手を信じ、寄り添う関係が生み出すのは安心感。

先が見え難い時代だからこそ「信頼」を軸に関係を築いていきたい。
勇気を持って新たな一歩を踏み出すために。
共に助け合い、ワクワクする未来を創るために。』

「期待ではなく、信頼が欲しかった」

『信頼とは信頼に値する材料があるからするというものではなく、
まず先に信頼してしまうことなのです。
信頼されると人は、自然とそれに応えようとするものです。』
― ジョセフ・マーフィー（アイルランド　宗教者・著述家）

「期待と信頼」―
あなたには「信頼」している人がいるだろうか。
「信頼」関係を築けている人たちがいるだろうか。

私たちは日頃、仕事でもプライベートでも相手に「期待」していることが多い。
期待通りの人はOkで、期待外れの人はNo’t Ok。
―この刹那的で狭い視座を早く高めていこう。

目指したいのは、「信頼」を軸にした真の関係性。
先の見通しが立ちにくい今こそ、
一歩前に踏み出すには「自分を信じる力」と「勇気」が必要だ。

その力を強くしてくれるのが、あなたと周囲をつなぐ「信頼」のエネルギー。
まずはあなたに一番近い大切な人から、一人ずつ真の「信頼」関係を育んでいこう。