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今月の言葉
矛盾と葛藤に学ぶ
 
 

生命に満ちあふれた新緑がまぶしい、
爽やかな季節がやってきました!

自然の躍動に加え、多くの日本企業では新年度がスタート、
新入社員を迎える時期でもあり、
街中がフレッシュなエネルギーに包まれている感じがします。

皆さんご自身には、どんな「新しい」が訪れていますか?
そのエネルギーを感じていますか?

普遍的で変わらない「大切なもの」も勿論あるけれど、
「新たに生まれ、変化していくもの」の方が圧倒的に多いのがこの世界。

「変化」や「新しい」を恐れるのではなく、
楽しむような心持になれたなら、
自分の「可能性の扉」は無限に開いていくのではないでしょうか。

さて、今月のキーワードは、日々の仕事や生活の中で心がけたい考え方、
『矛盾と葛藤(むじゅんとかっとう) に学ぶ』
をお送りしたいと思います。  

『 「矛盾」とは、2つの物事が食い違い、つじつまが合わない意。
矛(ほこ)盾(たて)商人と客のやり取り、
中国「韓非子」難一の故事を語源とする言葉。

「葛藤」とは、人がいがみ合ったり感情がもつれ合う様、
心の中に相反する動機・欲求などが存在し、
その選択に迷っている状態を表す言葉。

葛は「かづら」とよみ、木に巻きついて伸びるつる草。
藤もつるを伸ばす植物であることから、
葛や藤の枝がのびて絡み合う、もつれた様子を比喩したことに由来する。

仕事も含めた日々の生活において、
“一本筋の通った考え方”や“一つの正解”をベースに、
互いに理解し合えることばかりであったならなんと楽だろう―。
しかし、実際にはそうはいかない。
今日上手くいった選択は、明日通用するとは限らない。
Aさんに通用した対応が、Bさんの逆鱗に触れる…。
全くをもって、予測不能で多様性に富む、矛盾と葛藤に満ちた世の中である。

一見面倒で厄介に思える世の中だが、
このような矛盾と葛藤があり、
それに向き合うからこそ「創造性」「成長」が育まれる…
という見方もあるのではないだろうか。

存在しない唯一無二の正解を探すより、
矛盾と葛藤を受け入れ、
「今」に懸命に対応する―そんな考え方と姿勢が大切なのではないだろうか』

今月は新入社員研修一色の月でした。
「最近の若者は…」から始まる
ネガティブメッセージを良く耳にしますが、
私が出会った新人たちは、素直で真面目で懸命な姿勢を持った
素晴らしい人たちが殆どであったと感じています。

インストラクターとして、社会人の先輩として、
彼・彼女たちを勇気づけてあげる立場にあるはずですが、
元気な挨拶・キビキビとした動き・素直な返事・懸命な眼差しなど、
その前向きな姿勢とエネルギーに、こちらがたくさんの元気をいただいてしまいました。
そんなキラキラした彼・彼女たちですが、気になる課題が一つあります。


それは、「一つの解を得よう」としすぎる傾向です。
こちらが指摘したことに対して即修正する力、
提示した内容の理解度は申し分ないのですが、
「本当にそうか?」「他に考え方はないか?」「何故そうなのか?」
といった問が出にくいと感じるのです。

ビジネスの現場では同じような場面であっても、
その状況や相手によって柔軟に対応を変えることが求められ、
上司・先輩からの指示も一貫性がなく矛盾していると感じる場面や、
どちらを選択したら良いか迷い・悩むことが常です。

「唯一の正解探し」に囚われてしまうと、
遭遇した「矛盾や葛藤」と折り合いをつけ、
しなやかな思考でスピーディーに行動すること
(結果として事態を好転させること)が困難になってしまいます。

「矛盾や葛藤」、一瞬は戸惑ったとしても、
その「事象」の根底にある「意味」を探して学び、
次に活かすという「経験学習」を習慣にして欲しい…
期待と共に、そんなメッセージを送っています。

『人生は迷いも不安も葛藤も必ずついてくるものです。
背負うものが増えるたびに、

ピュアだった自分に異質な要素が
混じって濁っていくような気がするかもしれません。
だけど怖がらなくていいんです。
水が濁ると先が見えにくくなるけど、
だからこそしっかりと見ようと目を凝らすじゃないですか。
そうやって葛藤に立ち向かい、
濁りも臆せず取り組んで、新しい色の自分をつくっていけばいいのです』

― 宮田亮平 (金属工芸家 東京藝術大学学長) 

「矛盾と葛藤に学ぶ」―
今、何か矛盾を感じていることがあるだろうか。葛藤があるだろうか。
もしそうなら、あなたの新たな「可能性の扉」が開くきっかけが訪れているのかもしれない。

「矛盾」との出会いは、異なる考え方やモノの見方を学び、
自分の「軸」が明確になる機会。

「葛藤」のある状態は、
逃げずに立ち向かう勇気と困難を切り拓く対応力を高める機会。

人が生きる目的の1つが「成長すること」であるならば、
「矛盾と葛藤」にこそ学びたい。

 
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今月のA+ワード

 
 

 

   「矛盾・葛藤」に出会ったときに自分に問いたい3つの質問


   

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