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今月の言葉
和而不同
 
 

この春は話題の「終わり」や「始まり」がいくつかありました。
“終わり”では、WindowsXPのサポートが終了して
企業も個人もその対応に追われたり、惜しまれる中、
31年以上続いたバラエティTV番組「笑っていいとも!」が終了したりしました。

“始まり”では、消費税8%の増税が行われ、
駆け込み需要の反動(=消費減)が心配されていましたが、
2ヶ月が経とうとする現時点では想定の範囲内でおさまっている様子です。

これまでの当たり前が終わりを告げ、新しい何かが始まる―。
大なり小なり、誰にでもこのようなタイミングが何度か訪れます。
「終わりと始まり」は私たちを揺さぶり、
ひと時は不安と混乱をもたらすことでしょう。

しかし、そんな負荷があるからこそ、人も組織も成長することができるはず。
「終わり」を嘆き停滞してしまうのでなく、
「始まり」の意味を深め、
より良い状態とするための次の選択と行動に集中する
―そんな考え方で前進できる自分でありたい…と感じたひと月でした。

さて、今月のキーワードは、
周囲と真の信頼関係を築いていくために意識したい、
『和而不同(わじふどう)
をお送りしたいと思います。  

『 「君子和而不同。小人同而不和(論語)」を語源とする言葉―「和して同ぜず」。
君子は人とよく調和してやっていくが、
自分の立場(考え方)を忘れて人にこびへつらったりはしない。
器量の小さい人間は、すぐ他人に表面的な同調を示したり、
流されたりするが、心から調和してやっていくことはない。

「和」とは、主体性を保ちつつ、他者と心からとけ合う状態を意味する。
「同」とは、自分の考えが無いまま、
気まぐれや利害関係などで
他人と同調するうわべだけのつき合いを指す。

人との関わりの中で生かされている私たちにとって、
「和而不同」の関係性を周囲と築いていくことこそ、
きっと幸福な人生なのだろう。

まずは自分が「主体」となる(=自分の軸を明確にする)こと。
そして、相手の「主体」も尊重し、共に調和して生きていくこと。
そんな「和而不同」の関係を、少しずつでも増やしていこう』

皆さんは、「和而不同」のような関係性を築けている人がどのくらいいるでしょうか?
今、仕事で関わる人たちとはどんな関係を築いていますか?
実はこの言葉、私にとっては非常に耳の痛い、
昔から課題として認識しているメッセージです。


子供のころの私は、色々な面で自信がなく、
周囲からどう見られているかを過剰に気にする子でした。
従って、周りの多勢な意見に調子を合わせる、
対立は極力避ける、厳しい状況になると笑って誤魔化す、
友達からの誘いは嫌でも断れない…
といった情けないお調子者だった気がします。

その影響もあってか、高校・大学・ホテル就業時代も
周囲と上手に合わせる表面的な対応を(無意識のうちに)してしまうことが多く、
周囲から「本当にそう思ってるのか?」「なんか軽い」
「適当に答えるな」などの指摘を受け、
悪い状況・気まずい雰囲気になってしまうことも少なくありませんでした。

コンサルティング会社に転職後、有難いことに、
周囲からストレートな指摘を継続して頂く機会に恵まれたこと、
ありのままの私を受け入れてくれる素晴らしい友人たち、
上司・同僚に出逢えたことで、
徐々にではありますが自分の課題と向き合い、

「主体―自分の考えを明確にし、それを軸に行動する。
人と比較するのをやめて互いの違いを認め、尊重する」が
身に付いてきたように感じます。

そして今、そのおかげで確実に「和而不同」の関係が
増えていることを実感しています。

『それは夢にすぎないだろうか。
ただ お互い 同じ国に生きる人間として 素直に心と心を寄せ合い
手と手を握り合って この国 日本の繁栄と平和と幸福を
ひとすじに探し求めることができないだろうか
真剣になれば 意見の対立もおきるに違いない
だが 私たち日本人としての願いが一つなら かならず 
そこに高い調和と力が生まれよう それは 決して夢ではないはずだ 』
― 松下幸之助 (松下電器産業(現Panasonic) 創業者) 

「和而不同」―
今こそ、自分と、周囲と真剣に向き合い、
本当の信頼関係を築いていくと誓おう。
打算的な対応、表面的な馴れ合いからは、
本当の価値は生まれない。

一度きりの人生、戻らない大切な時間だからこそ、
「主体」となって生きよう。
互いに「主体」者であれば、互いを大切に想い、
自然体で充実した時を共有できるはず。

「和而不同」で強い絆を、
そして、素晴らしい未来を一緒に創っていこう。

 
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