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アクティブプラス株式会社
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今月の言葉
氷炭相愛す
 
 

2014年3月11日、東日本大震災から3年という年月が経過しました。
2014年3月現在、死者15,884人、重軽傷者6,148人、
警察に届出があった行方不明者は2,633人、
全国の避難者は未だ26万人を超えるという被害実態とのことです。

「真の復興」に向けた動きを一丸となって加速させることは、
日本という国が
(経済のみを追求するのではない) 新たな成長ステージへの変革を
意味するものと私は信じています。
中期的に人口減少と少子高齢化の激進が明らかである中で、
高度経済成長期からなんとなく引きずっている現在の価値観では、
早晩行き詰ることを私たちは知っています。感じています。

物的消費だけでなく精神的な安定も。
個の力だけでなく周囲との繋がりを。
競争よりも共生を。

東北、そして日本の「真の復興」に向け、
自分ができることを少しでも継続して実践していこう―
春を告げる強い風の中、そう決意を新たにしました。

さて、今月のキーワードは、日々の生活の中で心がけたい考え方、
『毫釐千里 (ごうりせんり) の心がけ』
をお送りしたいと思います。  

『 「史記」太史公自序 「失之豪釐、差以千里」より。
「毫」は、うさぎの毛。細い毛。「釐」は、毫が十本あつまったもの。
「毫釐」は、ごく少ない分量の意。

初めはごくわずかな差が、
ついには途方もなく大きな差異を生じるという意味。

私たちは目先の大きなモノ・コト・行動・成果・差異には
すぐに関心を抱き、
それらに一喜一憂する。

逆に、小さなそれには気づきにくい。
今現在は、小さな行動・成果・差異であったとしても、
それが継続されると、
長い年月を経てとてつもなく大きなものとなる。

「塵も積もれば山となる」―考えてみれば当たり前の理屈だ。
ならばその本質は、
些細と感じられるような事こそ意識を向けて大切にすること。

「ありたい姿」の実現に向け、
効率的に大きな成果を得ることに意識を向ける のではなく、
むしろ小さな一歩から始めて、「継続行動」を重視すること。

今一度、自分の仕事や日常生活における「毫釐」を
見つめ直してみてはどうだろう』

先日、ある会社で30歳前半〜中盤の方々へ
キャリア開発研修を実施してきました。
今回の受講生には数年前も研修を担当させていただいており、
久しぶりの再会だったのですが、その中で、
一際イキイキと輝いて見える男性に目が留まりました。

彼は、数年前の年次研修でも
積極的に私に話しかけてきた方だったので、
私もよく憶えていました。


今回も研修中やその後の懇親会で
個別に話をする機会があったのですが、
彼は現在、インドネシア赴任経験を経てリーダーに昇格、
技術職として新しい技術開発プロジェクトを任され、
忙しくもやりがいを感じて毎日を過ごしているとのことでした。

その明るくエネルギッシュな表情にとても嬉しくなると同時に、
前回は確かに素直で前向きな印象はあったものの、
今回ほど目立ってはおらず、
能力や行動レベルは他のメンバーと
さほど変わらなかったのに…と不思議にも感じました。

その想いをストレートに伝え、なぜ今はそこまで充実し、
輝くようになれたのかを彼に聞いてみると、
「特別に何かあった訳ではないですけど、
しいて言えば人からの頼まれごとや与えられたチャンスには
可能な限りNoではなくYesでいこう…を
意識して行動してきたことは大きかったと思います」
との言葉が返ってきました。

受講生の中には、
残念ながら前回とさほど状況が変わっていない人、
むしろ悪化してしまっている人も数名いらっしゃいました。

数年前までは五十歩百歩であったのに、
この時点での状況ではありますが、
見ている「景色」は大きく違っています。

そして、その違いを生んだのは、
持っている能力やスキルでも、
想像を絶する努力やトレーニングでもなく、
「小さな心がけや行動の積み重ね」にこそあったのだ…と強く感じるのです。

『どんな大きな流れも、きっかけは一人の小さな行動から生まれます。
もし、あなたが「自分には大したことなど出来ない」と思ってしまったら、それは、
世界にとって大きな損失となるのです。』
― ダライ・ラマ14世(チベット仏教 最高位指導者) 

「毫釐千里の心がけ」―
仕事においても、私生活においても、
大きな充実感や達成感を得るための秘訣。
効率を追い求めた先にある目先の大きな利益は、
「脆さ」をも伴っているかもしれない。

小さな一歩で、
「すぐには成果が見えないが、重要な行動」こそ大切にしていこう。
それは一見遅々として非効率な活動に感じるかもしれないが、
実は本質的な「強さ」を伴う。
本物の「幸福感」とは、この心がけを実践するプロセスにあるのかもしれない。

 
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