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今月の言葉
君は君、我は我也、されど仲良き
 
 

すっかり秋。過ごしやすい気候で、
外に出かける機会も増えているのではないでしょうか。
食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋など、
「秋」にかこつけた言葉は多いですが、
私はこの2014年の秋、「出逢いと成長の秋」を意識したいと思っています。

社会人になってから様々な転機がありましたが、
そのきっかけは全て人との出逢いからでした。
自分から求めた出逢い、向こうからやってきた出逢い、
予期せぬ偶然の出逢い―。
その全てが自分にとって必要な「出逢い」であった、と大げさでなく感じます。

社交辞令でなく、本音で人と向き合って話し合う時、
大きな気づきがあり、何かしらの変化が自分の中に起こります。
この秋も、たくさんの人と逢って、自然体で対話をし、
より良く変化(成長)していこうと思います。

さて、今月のキーワードは、
かけがえのない友を得るために心がけたい言葉、
『君は君、我は我也、されど仲良き』
をお送りしたいと思います。  

『日本の小説家・劇作家である
武者小路実篤(明治18年〜昭和51年)の言葉。

あなたはあなたであり、私は私。
お互い、考え方や好み、そして歩む人生も違う。
お互いの「違い」を認め、
尊重する姿勢から「されど中良き」関係性は築かれる。

山あり谷ありなのが人生。それぞれがそれぞれの道を歩みつつ、
互いに助け合えるような深い絆を周囲の人と創ることの大切さを説いた言葉。

人は知らず知らずのうちに傲慢な態度になってしまうことがある。
考え方や価値観の違う人とやり取りする中で、
相手に否定的な態度を示してしまったり、
自分の価値観ややり方を押し付けてしまっていることがある。
自分が完璧でないことは十分に分かっているはずなのに・・・。

自分の価値観や人生を大切にしているのなら、
やはり相手のそれも大切にしたい。
「違い」を理解し、尊重する勇気を持とう。
さらに、そこから互いに学んでいこう。

これから出逢う人たちとこんな姿勢で向き合えたのなら、
深い絆、大きな可能性、
そして自身の成長(変化)を得ることができるのではないだろうか』

皆さんには、「自分とは価値観も生き方も大きく違うが、
とても仲の良い友人」がいますか?


先般、関西方面へ仕事で出張した際、
私は上記のような友人と食事する機会を持ちました。
ホテルに勤めていた時代の同期で、
私とは多くの部分で違った考え方、価値観を持っている、性質の異なる男です。

臆することなくストレートに自分の考えを口にし(時に攻撃的)、
思い立ったら即行動、
一般的に考えたらリスキーと思える決断をどんどんしていく
(…と私には見えます。本人はそうかぁ?という反応)、
純粋で自分に正直、子供っぽい部分も持ち合わせています。

一緒にいて話をしていると、
「そこまで言うか!」というレベルの指摘も多いので、
正直ムッとすることも多いのですが、
気づけば18年の付き合いで、
ホテル時代の同期では一番定期的に逢っている友人です。

ムッとすることも少なくないのに何故逢うのか。
掘り下げて考えてみれば、
自分と「違うもの」を持っているからこそなのだと気づかされます。
彼との時間は、楽しいだけでなく、刺激があり、
今の自分の内面や立ち位置を明確にしてくれる存在なのだと思います。

彼だけでなく、私の友人は「自分とは異質の人」が少なくありません。
そして、そんな環境に改めて感謝すると共に、
彼・彼女たちにとってみれば「異質の存在」たる私が、
良い刺激と気づきを与えられる存在になっていきたい―そう強く想いました。

 

『もし君が悩む友を持っているなら、君は彼の悩みに対して安息の場所となれ。
だが、いうならば、堅い寝床、戦陣用の寝床となれ。
そうであってこそ君は彼に最も役立つものとなるだろう。』
― フリードリヒ・ニーチェ(ドイツ 哲学者)

『自分の価値観で人を責めない。一つの失敗で全て否定しない。
長所を見て短所を見ない。心を見て結果を見ない。
そうすれば人は必ず集まってくる。』
― 吉田松陰(日本 幕末の思想家・教育者)

「君は君、我は我也、されど仲良き」―
信念を持ち、自分だけの道を懸命に、ひたむきに、大切に歩んでゆく。
そんな生き方を自分がしたいのなら、他者の「道」も大切にしてあげたい。

この世界は多様性があるから面白い。
自然の美しさも草花に様々な種があればこそだ。
強いチームは「異なる強み」を持つものが一体となることで創られる。
真に「深い絆」を築き、共生し、
未来を更に充実したものとしていくために、
周囲との関わり方を、今一度見直してみよう。

 
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