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今月の言葉
丈に上下の節あり
 
 

最近は寒さの中でも清々しい、
凛とした快晴の日が多く、気持ちがいいですね。

昨年の11月を振り返ると、アメリカではオバマ大統領の再選が決まる、
日本では野田政権が突然の衆院解散総選挙を決める、
など政治的に大きな変化があった時期でした。

私にはかなり昔の話のような気がするのですが、わずか1年前の出来事。
時の流れの早さに少々驚きを感じますが、
「今の心持ち」は間違いなく昨年よりも前向きで穏やかです。

今年も多くの「変化」がありました。そして、その多くが素晴らしい未来に向けて
前進する前向きな変化であると感じています。
年末にかけて、ゆっくり振返り、味わいたいと思います。この1年を。

皆さんには、どんな「変化」が訪れた1年だったでしょうか?


さて、今月のキーワードは、強い個と組織を創る際に意識したい言葉、
『竹に上下の節あり (たけにじょうげのふしあり)
をお送りしたいと思います。  

『 禅の言葉 「松無古今色 竹有上下節」に基づく格言。
―「松に古今の色なし、竹に上下の節あり」

松には古い葉や、新しい葉があるけれど、季節は移ろえど「松の緑」は変わらない。
竹にはハッキリとした上下の節があって上下の区別がつけられる。

世の中には、生命や人としての思いやりといった本質的に
平等で変わらない価値観(=松の緑ように普遍)がある一方で、
誰もが同じではなくそれぞれに個性があり、
境遇も役割にも違いがある(=竹のように区別が明確)。

家庭では親子男女の違い、組織には上下の関係、社会には貧富の差が存在する。
実は、全てが平等で同じ状態になるよりも、
むしろ「違い」「区別」があった方が調和を保てるものである、という教え。

これからは「多様性」の時代。様々な価値観に簡単にアクセスできる社会。
均一化や標準化、平等や公平性を求めすぎると
逆に混乱を招いてしまうのではないだろうか。

目指すゴールが一緒なら、それぞれの個性や独自性を均一化するのではなく、
「受容し、活かす」という発想がより大きな成果と全体的な調和を生み出すのだ―。
今、あなたは、あなたの組織は「真の調和」を生み出せているだろうか。』

「竹に上下の節あり」―最近知った言葉なのですが、
調べてみると非常に深みのある言葉だと感じたので紹介してみました。
ここ2〜3年、企業の若手社員向けの教育研修で感じるのは、


「普通がいい、無難でいい」というエネルギーです。
ネガティブだとか、能力が足りないではなく、
むしろ前向きで頑張り屋で頭の回転も早いメンバーが多いと感じるのに、
「印象に残るメンバー」「個性的だと感じるメンバー」の割合が少ないのです。

私の感性が鈍ってきてる・・・という可能性も否定できませんが、
友人に聴いても同様の印象との回答が多いので、
この傾向はあながち間違いでないと思います。

彼ら、彼女らに「個性」「ユニークさ」は必ずあるはずです。
しかし、育ってきた環境・時代背景・人間関係等が原因となって、
自分の個性や自我を出せない状態(恐れがある状態)にあるのでしょう。

個性を出せない状態は、常識や一般論、最適解を求める方向に向かいがちです。
しかし、机上では最適解が見つかったとしても、
実際のビジネスの現場では「一定の正解はない」が当たり前。
一般論や最適解ばかりを求めてしまうメンバーは、
現場で戸惑い、苦しんでしまうようです。

これから益々加速してゆく「多様性」―答えは教えてもらうものではなく、
「自ら考え、探し、時には創っていくもの」という自立性、独自性が
更に重要となるでしょう。

同じようなモノの見方・考え方・行動ではなく、
多様なモノの見方・言動を受容し、活かし、
相乗効果を発揮できる環境(組織)を意識して創っていきたいですね。

節がある(違いが明確)からこそ竹はしなやかで、
厳しい風雪にも耐える強さがある―
人も組織も、きっとそうなのだと感じませんか?

『多様性は活力であり進歩の源である。
企業は社会や消費者に「それまでに存在しなかった価値」を提案できなくなったら、
組織として機能しなくなる。』

―ルチアーノ・ベネトン (ベネトン創業者) 

『本当に人のことを思う人は、「私が私」で生きている。「私が私」で生きているから、
人が人であることを大切にしたくなるのである。』
―行徳哲男 (哲学者・日本BE研究所設立者) 

「竹に上下の節あり」―
お互いの違いを大切にしよう。
違和感こそ新たな何かを生み出すきっかけと捉えよう。

共通の目的やビジョンが持てたなら、お互いに個性、独自性をどんどんぶつけ合おう。

めまぐるしく変化する環境の中では、
想定しきれない問題・障害が常にやってくる。

その対処には、画一性ではなく多様性こそ大きな武器となるのだから。
あなたの「自分らしさ」ってなんでしょうか? もっと出してみませんか?

 
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   自分の「独自性」「らしさ」を探すための3つの質問


   

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