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今月の言葉
先義後利
 
 

死者・行方不明者を合わせて19,000人以上という未曽有の大惨事…
東日本大震災からもう一年が経過しようとしております。
未だに余談を許さない状況にある福島原発対応、
避難生活を余儀なくされている大勢の方々、難航する地元の再就職…
復興にむけた活動を、継続的に、そして更に加速させていくことは必須です。
私にできる事は限られていますが、可能な限り、動いていこうと決意しております。

さて、今回の言葉は、大丸松屋百貨店の企業理念でも有名な、
『先義後利 (せんぎこうり)』
をお送りしたいと思います。  
―語源は、中国儒学の祖、荀子が説いた
『先義而後利者栄(義を先にして利を後にする者は栄える)』
にあるとされる。
「義」すなわち、「人として行うべき道」「自分の信念」を優先し、
「利」すなわち、「目先の利益、小我」は二の次とする。
「義」を先として一所懸命に行動していれば、結果として「利」もついてくる。
企業経営においても、仕事においても、本質的に追求すべき考え方である。

仕事柄、300名以上の経営者の方々とお会いしてきましたが、継続的に会社を発展・成長させている経営者は、やはりこの「先義後利」での言動を徹底していたと記憶しています。経営者のみならず、優秀で魅力的なリーダー、マネージャーは突き詰めていくと、「先義後利の人」であると感じます。
本質的な内容なので、殆どの方が共感する考え方ではありますが、
その実行は極めて難しいと言えるでしょう。
日々目の前に現れる魅力的な儲け話、急の対処を要する問題、
計画通りに物事が進まないストレス…。
このような事象で周囲がいっぱいになってくると、
ついつい「義」ではなく、「利」を優先させたくなるのも、
ある意味、自然な心持であるようにも思います。
しかし、その状況での対処、決断が、将来の結果・命運を大きく左右していくのです。

私も自分の仕事を振り返ってみると、
気持ちとしては「先義後利」なのですが、

実際に言動レベルでどうか…と問われると正直自信がありません。
例えば、研修やコンサルティングの依頼を頂戴した場面で、
スケジュールがいっぱいにも関わらず、
目先の仕事欲しさにかなり無理してスケジュールを調整して入れ込み、
ドタバタの中で何とか研修・コンサルを行った…という苦い経験は多くあります。
幸いにもお客様からは評価いただけたから良かったものの、
本来、「義」を先としたならば、顧客へ最高のサービスを提供するために、
十分にコンディションを整え、最高の状態でサービス提供を行うべきです。

マネージャーとして組織メンバーを育成するためには、
時に「信じて、任せて、見守る(待つ)」という対応が大変重要ですが、
「時間がない…自分がやった方が早い」という思いに囚われて、
結局仕事を任せずに、自分が片づけてしまう。
結果として自分の時間が更に圧迫されていく…。
このような対応も「先義後利」な行動とは言えないのですが、
振り返ると結構あったと反省してしまいます。

よき花を、よき実りをと願うならば、やはり土も掘らねばならぬ。種をまかねばならぬ。
肥料もやらねばならぬ。水もやらねばならぬ。何もしないで、いい花は咲かないし、
いい実はならない。これはいわば自然への奉仕であり、投資である。
奉仕なくして、投資なくして、ただ得ることのみを願っても、虫がよすぎるというもの。

世の中もまたこれ同じ。与えられることのみを願い、得ることのみに汲々として、奉仕を忘れ、投資を怠るならば、所詮は争いが起こるだけである。
まずは奉仕せよ、サービスせよ、心身を込めての投資をまずははかれ。お互いに与え合ってゆくなかに、共存共栄が生まれ、人としての成功も生まれてくる。
―松下幸之助

「義」を明確にし、その徹底実践に注力していく。それこそが、自分のより良き未来を築いていくのだと確信します。
互いに「先義後利」の言動を心がけ、真に共栄できる社会を創っていきましょう!
皆さんは、「義」が明確ですか? そしてそれを優先する行動ができていますか?
目先の利益や問題に囚われることなく、本当に大切なことに注力できていますか?

 
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