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今月の言葉
jouzenmizunogotoshi
 
 

梅雨の季節が到来しました。
じめじめとして憂鬱な気分になりがちな時期ですが、
日本の美しい自然にとっては欠かせない季節。
十分に水分を蓄え、木々はより一層青々と輝き、来るべき「夏」に備えます。
大自然が粛々と「備え」、そして力強く命を「輝かせる」ように、
私たちも輝かしい未来を築くための
「備え」を怠らないようにしたいものです。
もちろん、「今」を楽しみながら。

さて、今月の言葉は、理想的な生き方を探すヒントとなる、
『上善如水 (じょうぜんみずのごとし)』
をお送りしたいと思います。

ー「上善如水」とは、 2500 年以上前の中国の思想家、老子の言葉。
「上善は水の如し。水は善く万物を利して争わず、
衆人の悪む所に居る。故に道に幾し」

その意は、
もともと理想的な生き方は、
水の流れのようなものである。

水は万物を助け育てながらも自己主張せず、
誰しも嫌う低きへ低きへと下る。
水は低い所に留まっているが、
その様は深く静かである。

与えるにわけへだても、偽りもない。
時にしたがい、強くも穏やかにもなる。
働きは無理がない。
故に、自在な能力を得、あるべき「道」へと進めるのだ。


様々な形へ変化する究極の柔軟性、
常に低い方へ流れようとする謙虚さ、
そして、時に岩をも砕く爆発的なエネルギー、命の源。
水のあり方にこそ、
「理想的な生き方」を学ぶヒントがないだろうか。

「水」とは本当にすごい物質だと感じます。
地球に生物が誕生した起源(海)であり、
私たち人間の体の約60%を構成しています。
また、生物が生きていくために欠かせない存在である一方で、
様々なモノを破壊してしまうパワーも秘めています。

その活動に「大いなる意思」があるかどうかは分かりませんが、
自然の摂理、偉大さ、怖さを
最も分かりやすく感じさせてくれる存在であると言えるでしょう。
私たちは、日々の仕事や生活の中で、
様々な問題にぶち当たり、悩み、
その解決に四苦八苦しています。

時には、その解決に際して、
問題の本質に挑む行動を選択しなかったり、
自分の本当の気持ちに反する選択を行わなければならないことも少なくありません。

しかし、振り返ってみると、何らかの「無理」を伴う頑張った行動は、
結局より良い結果を生み出さなかったと感じます。

目先の厳しい状況から逃げるために短絡的な結論を出してしまう…、
自分の本当の意見や気持ちを周囲との関係を気にして押し殺す…、
自分の小さなプライドを守るために本来すべきでない言動をしてしまう…、
いずれも「水のあり方」とは真逆の行為です。

自然のあり方に逆らっているのですから、上手くいくはずがありません。
私自身もこれまで(いや、今でも…)、
たくさんの「逆らった言動」をしてしまってきた…と反省しきりです。
最近、「意識革新」や「リーダーシップ」を
テーマとした研修を担当することが多いのですが


日々の参加いただく方々とのやり取り を通じ、
「意地を張らずに素直になればいいのに…」
「環境の変化に対して しなやかに適応する道をえらべばいいのに…」
「大切だと感じていることに真っ直ぐに進めばいいのに…」
と感じることが多々あります。
客観的に見れば紙一重の選択の違いも、
本人にとっては非常に難しい選択となってしまっているのでしょう。

自然体が自分のパワーを最大限に発揮できる状態だそうです。
上手くいかない状況の時こそ、
「水」という存在を参考に、
自分の心と行動を変えていく選択をしたいものですね。

『無理をするな、素直であれ。すべてがこの語句に尽きる。
この心構えさえ失わなければ、人は人として十分に生きてゆける』
〜俳人 種田 山頭火

『いかに苦しいことがあってもヤケになるのは短慮の極みである。
逆境にある人は常にもう少しだと思って進むがよい。
いずれの日か前途に光明を望むことを疑わない』
〜 新渡戸 稲造

「上善如水」ー不確実で先が見えにくい時だからこそ、
大きく深呼吸し、素直な心で周囲の環境と
自身の言動見つめ直し、「最良の選択」をしていきましょう。
皆さんは、水のようなしなやかさ、柔軟性を発揮できていますか?
目先の問題に囚われず、留まらず、一歩一歩前に進むことができていますか?

 
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