“I'm OK and You're OK”
心がこのスタンスになることこそ、
自分が自分らしく生きるために、最も重要なことなのだ…。
企業内教育、コンサルティングの現場で大きく変わった人に出会うたび、
私は心の底から、これを確信します。
私がこれまで出会ってきた数多くの「成功者」(充実した毎日を過ごし
続けている人、なりたい自分になれた人)に共通するのは、
・ありのままの自分を受け入れ、認める=自己受容と承認
・自分は大丈夫、上手くいくと信じている=自己信頼
・周囲の人たちの存在を認めている=他者受容
・事象の因果関係を自分に求める=主体性
・物事を前向きに捉え、感謝する=感謝の心
という5つを持っていることでした。
何故そういった考え方や行動になれたのか、そのきっかけは様々ですが、
自分を「承認、受容」して行動することで望む結果が得られ、
周囲の人や事象も本当の意味で「承認、受容」できたという話を
する方が多かったように思います。
今、多くの日本人はどうでしょうか。
自分自身の問題点やマイナス部分にすぐに目についてしまう…
そんな傾向にないでしょうか?
「勤勉」「カイゼンが得意」な人種と言われている通り、
特に戦後の日本では、あるべき理想の状態と現状を比較して、
不足している点を明確にし、それを愚直に補うという思考や
行動パターンが植えつけられてきたように思います。
もちろん、この考え方や行動が敗戦後の高度成長を実現させ、
先進国としての地位を築く原動力になったのは確かであり、
重要な思考ではあります。
しかし、このような思考が多勢を占め続けた結果、
自己否定、減点主義、画一化が進み、現在の高ストレスな停滞社会を
生み出してしまったとも考えられます。
私たちは、今こそ、まず自分自身を「受容、承認」する事に
意識を向けていくことが必要です。
自分の特性や個性をかけがえのない「強み」として受け入れ、
認め、そんな自分を信じて行動することができたなら…、
きっとそれは大きな可能性と成果を生み出すはずです。
そして、自分自身の「存在」そのものを認めることが
できるからこそ、他者の「存在」も大切なものとして
捉えることができ、共存共栄の社会が実現するのではないでしょうか。
● あなたは自分が好きですか?
● あなたの「強み(個性)」はなんですか?
● 周囲の人たちの「強み」に気づけていますか?
強みのみが成果を生む。
弱みはたかだか頭痛を生むくらいのものであり、
弱みをなくしたからといって、何も生まれはしない。
何事かを成し遂げられるのは、強みによってである。
―P.F.ドラッガー
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